20200909_SuMPO サステナブル経営推進機構 第3回神田塾開催報告

SuMPO サステナブル経営推進機構
第3回神田塾「社会的共通資本と持続可能な未来創り」開催報告

 一般社団法人サステナブル経営推進機構
(神田塾主宰者) 専務理事 壁谷武久

 SuMPOでは、定期的に会員を中心に互いに学び、刺激しあう“神田塾”を開講しています。
 通常、本塾では、今後、10年、100年先の未来社会を見据えて機智に富んだゲストスピーカーからの話題提供の後、ゲストも交えて参加者相互での楽しい交流を行っております。
 現在、コロナの猛威は未だ衰えない状況ですが、着実にコロナ禍での社会変容は進展し、我々人類の未来図づくりの試金石にすらなりつつあります。地球資源をあたかも無限であるかのような経済社会のあり方は、今、大きく見直されようとしています。少しばかりの不自由さを受け入れ、達成感や充実感に溢れた社会構造へのリセット。これにより、「心豊かな」未来予想図を描くことが可能になるのではないでしょうか?
 今回は、こうした大きな転換期にあって持続可能な未来を創造するヒントを得るため、故宇沢弘文氏(文化勲章受章、シカゴ大、東京大学教授等歴任)の提唱した「社会的共通資本」(※)に着目し、宇沢氏の長女である宇沢国際学館代表取締役の占部まり氏をお招きして、「社会的共通資本と持続可能な未来創り」と題してゲストスピーチを依頼し、豊かな経済を営み、優れた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を維持する「社会的共通資本」の考え方について学びました。また、第2部では、合同会社anyGlobalの矢野様をお招きして、占部様、SuMPOの石田理事長を交えて「地域医療・福祉」の観点から、我々が目指す「心豊かな」未来予想図を「社会的共通資本」の考え方に着目しトークセッションを行いました。
 人口減少や高齢化、少子化により経済活動や地域コミュニティの疲弊化に苦しむ地域社会。一方では、今回のコロナを契機として生まれたリモートワークは距離や空間を縮め、例えば「都市」と「田舎」の新しいコミュニケーションの形成等新しい関係性の創出が期待されます。その橋渡しとして「できる」を増やすことで人間は未来にポジティブになれるをコンセプトに生まれ分身ロボット「OriHime(オリヒメ)https://orihime.orylab.com/」の更なる活躍の場も期待され、地域社会のリカバリーの可能性を「医療・福祉」の目線で論じ、大変奥深い議論ができました。

「社会的共通資本」とは?一つの国ないしは、特定の地域に住むすべての人々が、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするような自然環境や社会的装置。

日時  :2020年9月9日(水)15:30-17:00
開催方法:オンライン開催(Teams無料)
参加費 :無料
開催案内チラシ:https://sumpo.or.jp/member/kandajyuku20200909.html
     (SuMPOサイトトップ>会員活動>新生神田塾(サステナブル経営者道場))

 

【プログラム】

15:30 開会
15:35-16:05 【第1部】ゲストスピーカーによる講演
「社会的共通資本と持続可能な未来創り」
   宇沢国際学館 代表取締役 占部まり 氏            ⇒添付資料
16:05-17:00 【第2部】トークセッション
「地域医療・福祉の未来図(分身ロボット"OriHime"と共に」
 (パネリスト)
   宇沢国際学館 代表取締役 占部まり氏
   any global合同会社 代表 矢野涼子 氏
  
 一般社団法人サステナブル経営推進機構 理事長 石田秀輝
 (コーディネータ)
   一般社団法人サステナブル経営推進機構 専務理事 壁谷武久
17:00 閉会

<スピーカーのご紹介>

【講演】

占部 まり氏 宇沢国際学館代表取締役 

 東京慈恵会医科大学卒業。米国メイヨークリニックにてポストドクトラルリサーチフェロー。現在は内科医として地域医療の充実を目指している。2014年父である宇沢弘文の死去に伴い宇沢国際学館の代表取締役に就任。宇沢弘文は社会的共通資本を提唱した世界的経済学者。父を在宅でみとった経験から、日本メメント・モリ協会を設立。”死を想う”ことでよりよく生きることを考える場を提供している。英治出版オンラインで”死を想う”を連載中。

矢野 涼子氏 any global合同会社 代表   
 1989年 東京都生まれ。2008年 高校卒業後、オーストラリアへ留学。Macquarie大学修士課程終了後、現地留学支援企業にて就労。2014年帰国後も留学支援事業及び教育事業に従事。地方創生への興味関心からエネルギー業界へ転職後、2019年 any global合同会社を設立し、留学支援事業及び分身ロボットによる雇用創出、就学支援事業を展開中。
ー 誰もが居場所を持って活躍できる社会づくりを -
寝たきりでも遠隔操作できる分身ロボット「オリヒメ」を使たテレワークの導入により、これまで働くことが難しいとされてきた重度の障がい者や難病患者、高齢者等、様々な困難を抱えた人たちの雇用を創出し地域との繋がりを提供することで地域活性化を目指す。
【パネリスト】  
石田 秀輝氏 一般社団法人サステナブル経営推進機構 理事長  
1953年 岡山県生まれ。
1978年、伊奈製陶株式会社(現LIXIL)入社。取締役研究開発センター長などを経て、2004年から東北大学大学院環境科学研究科教授。143月、同大学を退官し、現職。専門は地質・鉱物学をベースとした材料科学、1992年より「クローズド生産システム」を、1997年から「人と地球を考えた新しいものつくり」を提唱、多くの実践経験をもとに『自然のすごさを賢く活かす』ものつくりのパラダイムシフト実現に国内外で積極的に活動している。20196月設立の一般社団法人サステナブル経営推進機構理事長就任。
このほかサステナブル・ソリューションズ理事長、ものづくり生命文明機構理事、アースウォッチ・ジャパン副理事長ほか操作できる分身ロボット「オリヒメ」を使たテレワークの導入により、これまで働くことが難しいとされてきた重度の障がい者や難病患者、高齢者等、様々な困難を抱えた人たちの雇用を創出し地域との繋がりを提供することで地域活性化を目指す。
【パネリスト】  
壁谷 武久 一般社団法人サステナブル経営推進機構 専務理事  
1959年 愛知県生まれ
元経済産業省、20074月~20199月まで一般社団法人産業環境管理協会にてLCA事業、地域・産業支援事業に従事。20196月、一般社団法人サステナブル経営推進機構を設立し、10月から専務理事として専任化。
「カーボンフットプリントプログラム」の事業化や「地力型循環経済社会」の提唱のもと、地域資源を生かした豊かな地域、産業づくりのための支援事業を展開。
現在は、コロナを契機とした社会変容を睨み、SDGs達成に向けたESG、CE(サーキュラーエコノミー)など「サステナブル経営」推進を通じた新たなビジネス創出支援のためのスキームづくりにチャレンジ中。
 
【お問い合わせ】
一般社団法人サステナブル経営推進機構
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