再生プラスチック資源価値創造プロジェクト(サーキュラーエコノミープロジェクト)

 プラスチック製品産業におけるバリューチェーン上の様々な主体(ブランドオーナー、製品製造者、材料化・原料化事業者、産廃回収・処理事業者、バージン材メーカー等)が集まり、2020年から「動静脈連携により使用済プラスチックの再製品化実証事業」を開始しました。

 2023年からは、「再生プラスチック資源価値創造プロジェクト」として、再生プラスチックの価値向上、そして再生プラスチックの利用拡大に向けた、新たな社会的仕組みの構築に取り組んでいます。

 本プロジェクトの成果として、2023年10月にSPC認証制度(仮)※1に向けた事業所認証チェックリストを発表。また、2024年7月には、本プロジェクトの発展形としてSustainable Plastics Initiative(SusPla:サスプラ)※2が設立されました。
 SusPla は、「2030年国内でのマテリアルリサイクルによる再生プラスチック利用倍増への寄与」を目指し、日本を代表するリサイクラーをはじめ、プラスチックの再生利用に関わる多様なステークホルダーが集まる組織です。

※1 Sustainable Plastics Certification(SPC)認証制度(仮):
再生プラスチックに関するエンドユーザーの理解を促進し、再生プラスチック需要者の適正評価と使用量拡大につなげるため、需要者側が安心かつ安定して使える再生プラスチックのマテリアルリサイクルシステムを第三者が認証する制度。今後、公正な機関において制度化が見込まれる新たな認証制度。

※2 詳細はこちら(SusPlaホームページに移ります)

【プロジェクト概略図】

プロジェクト概略図1
プロジェクト概略図2

【共創会員】
・石塚化学産業株式会社(東京都北区)
・いその株式会社(愛知県名古屋市)
・株式会社近江物産(滋賀県栗東市)
・株式会社タイボー(和歌山県和歌山市)

【これまでの流れ】

これまでの取り組み
2018年

「心臓産業の会」発足
循環経済への移行が急速に求めれる中で、資源循環を担う“ものづくり事業者”の存在が希薄であるという問題意識を共有。心臓産業でプラスチックの未来を考える会の始まり。

2020年

「心臓産業の会」動静脈連携により使用済プラスチックの再製品化実証事業スタート(ブランドオーナー、製品製造者、材料化・原料化事業者、産廃回収・処理事業者に加えバージン材メーカー参加)

2021年

SuMPO-CNイニシアティブで、再プラ資源循環PJの推進を宣言

SuMPO・中部経済産業局 主催 CEシンポジウムで心臓産業の会のコンセプト、資源循環の在り方等を発信

2022年

心臓産業の会主導の動静脈連携による再製品化実証の成果報告

中部経済産業局・SuMPO主催 CN×CE×GX価値創造戦略セミナーで、プラスチック資源循環プロジェクト発信、CEファクトリー(資源価値創造センター構想)発信

2023年

再生プラスチック利用拡大を目的として、石塚化学産業㈱、いその㈱、㈱近江物産、㈱タイボー、SuMPOにて事業連携協定を締結
<再生プラスチック資源価値創造プロジェクト>推進

「Sustainable Plastics Certification(SPC)認証制度(仮) 」につながる事業所認証チェックリストを発表

【本件に関するお問い合わせ】
一般社団法人サステナブル経営推進機構
Mail:info@sumpo.or.jp