Internal-PCR承認制度とは
Internal-PCR承認制度とは
昨今、サプライチェーン間で製品単位のカーボンフットプリント情報のコミュニケーションが加速しています。カーボンニュートラルの実現に向けて企業が組織全体の排出量削減に取り組む中、サプライヤーや顧客間で製品単位のカーボンフットプリント情報の受け渡しが始まっています。
一方で、そのための基盤である算定ルールが企業の組織内で未整備のためカーボンフットプリント情報の発信に戸惑われる企業が増えていることから、信頼あるカーボンフットプリントの算定ルールの策定が求められています。そこで、国際規格(ISO14025;タイプⅢ環境ラベル)に基づくEPDプログラムで実績のあるSuMPOでは、当該プログラムで用いるP-PCR(プログラムPCR)のノウハウを基に、企業内算定ルールを審査し、承認する「Internal‐PCR承認制度」を開発しました。
Internal-PCR承認制度の体制イメージ図
目的
信頼性と妥当性の高いInternal-PCRを構築・運用することにより、カーボンニュートラルへ向かうための自社製品の環境情報の可視化と環境情報であるカーボンフットプリントを用いた社内外コミュニケーションの促進に活用いただくことを目的としています。
メリット
- 20年以上LCAを実践しているSuMPOがInternal-PCRを審査・承認するため、高い信頼性と妥当性を担保することが出来る。
- 企業内の算定ルールが言語化される。
- 社内の統一算定ルールが作れる。
- 算定ルールの言語化に伴い、LCAの知識や情報開示の理解力が向上する。
- スモールスタート(試行的に特定のサイトや特定の製品群に限定するなど)により社内の基盤固めが可能となる。
- 「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」や「SuMPO環境ラベルプログラム」への応用が可能になる。