SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度とは
SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度とは
近時、カーボンニュートラル、ESG評価への対応の観点から、Scope1(事業者自らによる温室効果ガスの直接排出)、Scope2(他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出)とともに、Scope3(Scope1、Scope2以外の間接排出)に関わるカーボンフットプリント(ライフサイクルCO2)の情報開示が積極的に求められております。それとともに数値の信頼性確保の需要も高まっており、調達・供給側双方で対応が急速に進展しています。
こうした社会の要請に応えるために、自社の製品・サービスに関するカーボンフットプリントを、高い信頼性を担保しつつ計画的かつ効率的に、算定結果の公開が可能となるSuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定をリリースするに至りました。
これを基にカーボンニュートラル達成に向けた具体的な「CO2削減計画」などの経営判断が可能となり、削減に向けた戦略をマルチステークホルダーへ積極的に開示し、情報発信に活用できます。
SuMPOの描く未来像
目的
カーボンフットプリントを包括的に算定するシステムを構築・運用することにより、カーボンニュートラル達成に向けた地球温暖化問題への対応と共にビジネスモデルの創出の促進を目的としています。
メリット
本制度は、企業が独自で構築した算定・検証の仕組み(算定システム)を、SuMPOが妥当性を認証する制度です。
本制度により算定システムの構築が実現することで、以下のメリットが得られる。
- 企業が取り扱う多くの製品の算定を継続的に実現することができます。
- 環境配慮型の製品開発を促進し、カーボンニュートラルに向けた具体的なアクションを定量的に評価ができます。
- ISO14040:2006、ISO14044:2006に基づいた方法をInternal-PCRとして文書化するため、対外的にも算定ルールの透明性を確保することができます。
- 自社内で算定、検証が実施できる体制を構築するため、一定の品質を担保しながら算定結果を公開できます。
制度の概要図