「SuMPOカーボンニュートラルイニシアティブ」中間報告
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2021-05-13
お知らせ
「SuMPOカーボンニュートラルイニシアティブ」中間報告
一般社団法人サステナブル経営推進機構(東京都千代田区・理事長:石田秀輝(東北大学名誉教授))は、過去20有余年にわたり社会への普及実績を有する「LCA(※Life cycle Assessment)」の業を最大限に活用して、世界共通課題であるカーボンニュートラルの実現に寄与するため、「SuMPO/カーボンニュートラルイニシアティブ」の中間報告をとりまとめました。
一般社団法人サステナブル経営推進機構(以下、SuMPO(さんぽ)という。)は、「心豊かな未来づくりをSuMPOの業で創ります」を基本理念として、未来のあるべき姿を描き、企業経営における長期的なリスク回避とともに、社会課題解決に果敢に取り組む企業経営者の集まりです。
昨年初頭から、ESG経営の拡大と共に製品・サービスのLCAを活用したライフサイクルCO2の算定に関する大企業等からの相談が相次ぎ、10月の菅総理の「カーボンニュ-トラル2050」宣言以降は、さらに加速度的に「LCA」、「カーボンフットプリント」に関する紹介ととともに、事業連携に関する問い合わせも多数いただく状況となっています。
SuMPOでは、こうした外部からの様々なニーズに応えるべく本年2月に所内に「カーボンニュ-トラル戦略検討会」を設け、「LCA」、「カーボンフットプリント」に関する外部ニーズの収集と分析を行い、課題整理を行うととともに、SuMPOとしてのカーボンニュ-トラル社会の実現に向けた4つの視点と対応方向に従い、アクションプランを検討し、今般、「SuMPO/カーボンニュートラルイニシアティブ(以下、「CNイニシアティブ」という。)を中間報告という形で取りまとめました(参考資料参照)。
4月1日には、その実働部隊としての「カーボンニュートラル事業部」を所内に設置し、現在、アクションプランの具体化のため関係企業、政府機関等との対話を進めその実現に向けた調整を進めているところです。
本「CNイニシアティブ」では2050年のカーボンニュートラル実現に向けての中間点である2030年のあるべき達成目標として「カーボン価値を実感できる社会」の実現を掲げ、その目標達成のための(1)信頼あるカーボン(ライフサイクルCO2)指標の提供、(2)グローバル市場における日本の脱炭素技術・サービス力のアピール、(3)供給者×需要者間でのコミュニケーションの促進、(4)SuMPO自らの率先行動の4つの視点から、カーボンリソースサポートセンター(仮称)の整備、「脱炭素プラットフォーム」の構築、「みんなで脱炭素」行動変容促進支援などの具体的なアクションプランを提案しています。
表1 SuMPOカーボンニュートラルイニシアティブ・アクションプラン
最終のとりまとめは、6月10日(木)に開催予定のSuMPO会員総会での承認を経て行い、同日は、総会記念セミナーの席上でアクションプランの取り組み経過についても発表したいと考えています。
SuMPOは、会員、スタッフが志を同じくして本イニシアティブの実行を目指すことで、大企業のみならず、地域やその構成員である中小企業、公的機関、住民各層で“良好なる炭素循環の実現”を目指すことで将来世代にとってワクワクドキドキできる「サステナブル社会」の実現を目指します。
LCA(※Life Cycle Assessment)とは?
ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment: LCA) は、対象とする製品やサービスについて資源の採掘から素材の製造・生産、製品の使用・廃棄段階まで、ライフサイクル全体を考慮し、資源消費量や排出物量を求め、その環境への影響を総合的に評価する手法
■本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人サステナブル経営推進機構 経営企画部
ホームページ:https://sumpo.or.jp/
お問い合わせフォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S21027334/