第3回エコプロアワード 受賞事例発表

第3回エコプロアワード 受賞事例発表

 エコプロアワードは、日本市場において事業者・消費者・投資家、さらには市場関係者から評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品・サービス・技術・ソリューション・ビジネスモデルといった案件を表彰することによって、これらのさらなる開発・普及促進を図り、持続可能な社会づくりに寄与することを目的として2018年に設立された表彰制度です。第3回目となる今回は47件の応募があり、選考委員会(委員長:香坂 玲 名古屋大学大学院教授)と審査委員会(委員長:梅田 靖 東京大学大学院教授)における厳正なる審査の結果、以下の18件を選出しました。
 最も優れた表彰候補5件が、財務大臣賞、農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞に、また、大臣賞に次いで優れた表彰候補5件がエコプロアワード優秀賞に、さらに、審査委員会が推薦する8件を奨励賞に決定しました。
 今回応募案件は、ESG、SDGsの機運の高まりを受け、製品やサービスを通して企業・団体の組織全体の活動の推進が伺える案件が増加しました。受賞案件では資源循環、サーキュラーエコノミー等のキーワードを軸にした取り組みが多くありました。また、伝統文化や地域、人のつながりといった、環境だけにとどまらないサステナビリティに関する多面的な要素を持つ案件が高く評価されたのも特徴として挙げられます。

財務大臣賞 合資会社宮島酒店
「地元産契約栽培米を用いた低精白の純米醸造酒」
  日本酒の阿留辺畿夜宇和(あるべきようは)を考え続け、工業的な酒造りではなく自然と共生することに価値を感じ、「地元産契約栽培米を用いた低精白の純米醸造酒」に一つの姿を見出しました。
 水系や田圃周辺の自然環境を護りながら米作りをすることが温室効果ガス抑制にも繋がり、地域の方々と共に栽培した米を大切に用いた「土着の酒」を地元の方々にお楽しみ戴くことが、食糧廃棄率低減や経済の地域循環に繋がっていると感じています。
 コロナ禍を契機として人類が自らの阿留辺畿夜宇和に思いを巡らせている今こそ、目前に迫る「グレート・リセット」の大波を乗り越えるためにも、SDGsを一つの尺度として歩みを進めるべきではないかと考えています。
事例紹介動画 
農林水産大臣賞 日清食品ホールディングス株式会社
「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクト
 日清食品グループは、20204月に環境戦略「 EARTH FOOD CHALLENGE 2030 」を策定し、気候変動や資源の有効活用に対する取り組みを強化しています。
 さらに「カップヌードル」ブランドにおいては、地球と人の未来のためにすべきこと、できることに今すぐに取り組んでいくプロジェクト「カップヌードル DO IT NOW!」を進めています。
 環境配慮型容器「バイオマスECOカップ」への切り替えや、持続可能なパーム油の調達をはじめとし、これからも地球と人の未来のためにできることを行っていきます。
 
事例紹介動画  
経済産業大臣賞 日本リファイン株式会社
アップサイクルによるNMP循環システム
 リチウムイオン電池の製造工程ではバインダーの溶媒としてNMPが使用されますが、乾燥工程で大気に排出されるため、効率よく回収し再利用する必要があります。当社はまず回収装置エコトラップを販売しNMPを回収いたします。
 エコトラップは浄化能力が高く、省エネ・省コストで安全性が高いことが特徴です。そしてエコトラップで回収したNMPは弊社の精製工場でリチウムイオン電池の品質に影響を与える微量の不純物を特定・除去することで「電池グレードNMP」に生まれ変わります。これが、当社が提唱するアップサイクルになります。
 当社はNMP回収装置エコトラップと精製工場によるアップサイクルを組み合わせることで、環境に配慮した理想的なNMP循環システムを完成させました。そして現在国内外で展開しリチウムイオン電池業界の発展に貢献しております。
 
事例紹介動画  
国土交通大臣賞 大東建託株式会社
オリジナルCLT工法でつくる“木造”マンション ~持続可能な社会の"住まい"と"暮らし"の提供を目指して~
 中高層建築物の木造化を可能にする建築素材『CLT』に大きな注目が集まっています。木造集合住宅のトップメーカーである大東建託は、このCLTを活用したマンションの商品化に2015年より着手。独自のCLT工法の開発や、CLT供給体制の構築等の活動により、日本で初めてCLTマンションの商品化に成功し、販売を開始しました。
 都市部の建物が鉄筋コンクリートからCLTに置き換わることで、大幅なCO2の削減につながり、さらに工期の短縮、施工の省人化、木材の利用促進など、様々な環境・社会課題への貢献が見込めます。
 大東建託は、CLT住宅の普及を通して、脱炭素社会の”住まい”と”暮らし” を提供するリーディングカンパニーへの成長を目指します。
事例紹介動画
環境大臣賞 株式会社グレイス / 一般社団法人サステイナビリティ人材開発機構
多様な団体の連携が生み出す サステイナビリティ人材の育成事業
 多様な団体の連携が生み出すサステイナビリティ人材育成事業は、環境ビジネス・サステイナブルビジネスに特化した人材会社であるグレイスと、サステイナビリティ人材のキャリア開発支援を目的として、会員企業や学術機関と連携し様々な活動を行う一般社団法人サステイナビリティ人材開発機構(Sus-Pro)が取り組むこれからの時代に求められる能力を備えた人材育成の取組です。
グレイスが四半世紀に渡って培ってきた環境ビジネス、サステイナブルビジネスにおける就職支援実績を基盤としつつ、Sus-Proがハブとなることで、多様な組織との連携・パートナーシップが実現し、人材育成の活動の輪を全国に広げています。
財務大臣賞
合資会社宮島酒店
「地元産契約栽培米を用いた低精白の純米醸造酒」
  日本酒の阿留辺畿夜宇和(あるべきようは)を考え続け、工業的な酒造りではなく自然と共生することに価値を感じ、「地元産契約栽培米を用いた低精白の純米醸造酒」に一つの姿を見出しました。
  水系や田圃周辺の自然環境を護りながら米作りをすることが温室効果ガス抑制にも繋がり、地域の方々と共に栽培した米を大切に用いた「土着の酒」を地元の方々にお楽しみ戴くことが、食糧廃棄率低減や経済の地域循環に繋がっていると感じています。
 コロナ禍を契機として人類が自らの阿留辺畿夜宇和に思いを巡らせている今こそ、目前に迫る「グレート・リセット」の大波を乗り越えるためにも、SDGsを一つの尺度として歩みを進めるべきではないかと考えています。
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農林水産大臣賞
日清食品ホールディングス株式会社
「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクト
 日清食品グループは、20204月に環境戦略「 EARTH FOOD CHALLENGE 2030 」を策定し、気候変動や資源の有効活用に対する取り組みを強化しています。

 さらに「カップヌードル」ブランドにおいては、地球と人の未来のためにすべきこと、できることに今すぐに取り組んでいくプロジェクト「カップヌードル DO IT NOW!」を進めています。

 環境配慮型容器「バイオマスECOカップ」への切り替えや、持続可能なパーム油の調達をはじめとし、これからも地球と人の未来のためにできることを行っていきます。
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経済産業大臣賞
日本リファイン株式会社
アップサイクルによるNMP循環システム
 リチウムイオン電池の製造工程ではバインダーの溶媒としてNMPが使用されますが、乾燥工程で大気に排出されるため、効率よく回収し再利用する必要があります。当社はまず回収装置エコトラップを販売しNMPを回収いたします。
 エコトラップは浄化能力が高く、省エネ・省コストで安全性が高いことが特徴です。そしてエコトラップで回収したNMPは弊社の精製工場でリチウムイオン電池の品質に影響を与える微量の不純物を特定・除去することで「電池グレードNMP」に生まれ変わります。これが、当社が提唱するアップサイクルになります。

 当社はNMP回収装置エコトラップと精製工場によるアップサイクルを組み合わせることで、環境に配慮した理想的なNMP循環システムを完成させました。そして現在国内外で展開しリチウムイオン電池業界の発展に貢献しております。
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国土交通大臣賞
大東建託株式会社
オリジナルCLT工法でつくる“木造”マンション
~持続可能な社会の"住まい"と"暮らし"の提供を目指して~
中高層建築物の木造化を可能にする建築素材『CLT』に大きな注目が集まっています。木造集合住宅のトップメーカーである大東建託は、このCLTを活用したマンションの商品化に2015年より着手。独自のCLT工法の開発や、CLT供給体制の構築等の活動により、日本で初めてCLTマンションの商品化に成功し、販売を開始しました。
 都市部の建物が鉄筋コンクリートからCLTに置き換わることで、大幅なCO2の削減につながり、さらに工期の短縮、施工の省人化、木材の利用促進など、様々な環境・社会課題への貢献が見込めます。
 大東建託は、CLT住宅の普及を通して、脱炭素社会の”住まい”と”暮らし” を提供するリーディングカンパニーへの成長を目指します。
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環境大臣賞
株式会社グレイス/一般社団法人サステイナビリティ人材開発機構
多様な団体の連携が生み出す サステイナビリティ人材の育成事業
 多様な団体の連携が生み出すサステイナビリティ人材育成事業は、環境ビジネス・サステイナブルビジネスに特化した人材会社であるグレイスと、サステイナビリティ人材のキャリア開発支援を目的として、会員企業や学術機関と連携し様々な活動を行う一般社団法人サステイナビリティ人材開発機構(Sus-Pro)が取り組むこれからの時代に求められる能力を備えた人材育成の取組です。
 グレイスが四半世紀に渡って培ってきた環境ビジネス、サステイナブルビジネスにおける就職支援実績を基盤としつつ、Sus-Proがハブとなることで、多様な組織との連携・パートナーシップが実現し、人材育成の活動の輪を全国に広げています。
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優秀賞
(審査委員長賞)
AIエコテクノロジー賞
シャープ株式会社
気象予報を活用した家庭用エアコンのIoT省エネ制御「COCORO AIR サービス」
 「COCORO AIR」とは、無線LAN対応の当社エアコンをネットに接続することで利用できる無料のサービスです。
 当社は、業界に先駆けて最上位機種から普及機タイプまで無線LANアダプタを搭載し、より多くの方にご利用頂けるよう取り組んできました。
本サービスは、近年、ハードウェアによる省エネ性能の向上率が鈍化傾向にあるエアコンにおいて、AIIoTの技術を活用することによりユーザーの好みや環境を分析学習し、さらに外部データを活用することで一人一人に合わせた省エネ制御を実現しました。具体的には気象予報データとエアコンの運転状態やセンサーデータを活用することで、日中および睡眠時の運転を最適化し省エネにします。
事例紹介動画
優秀賞
(エコプロ実行委員長賞)
経営エコマインド賞
株式会社ダイフク
事業活動を通じた地球環境保全とダイフクエコプロダクツの拡充による環境ビジョン実現への取り組み
当社は、ダイフク環境ビジョンを策定し「あらゆる事業活動において環境に配慮すると共に、環境負荷の少ないマテリアルハンドリングシステムの継続的開発・提供を通じて、お客様、社会、そして地球環境の保全に貢献すること」 を表明しています。 
このビジョン達成の重点対策として、以下の3つを掲げています。
①事業運営における環境配慮活動の推進では、省エネルギーや再生可能エネルギー導入など多くの課題に取り組み、環境負荷の低減を図っています。
②環境経営基盤の強化では、エコアクション制度を通じて従業員の環境意識を醸成し、地域社会への環境貢献を実施しています。
③環境配慮製品の拡充では、環境配慮製品を開発し、広く社会に提供することでCO2を削減します。
 
事例紹介動画
優秀賞
(主催者賞)
スマートインフラ賞
東亜グラウト工業株式会社
老朽管路の補修と同時に、廃棄されていた下水からの未利用熱エネルギーを回収し有効活用する技術
下水道管渠ネットワークを通じて都市に豊富に存在する下水は、大気に比べて冬は暖かく夏は冷たいという性質があります。この下水の熱(温度差)はビルの冷暖房や給湯などへの活用により、都市の省エネ化等が期待される身近なクリーンなエネルギーです。
本技術はこの下水熱利用と、社会課題でもある老朽化下水道管路のリニューアルを同時に叶える技術です。下水熱を回収する採熱部を管路の更新工事と同時に設置し、回収した熱を空調・給湯・床暖房・路面融雪などに利用できます。ヒートポンプで熱を増幅して使用したり、下水熱だけでの路面融雪も可能で、その場合、運転コストは不凍液を循環させるポンプの電気代のみとランニングコストが抑えられます。
事例紹介動画
優秀賞
(主催者賞)
エコマテリアル賞
住友ゴム工業株式会社
DUNLOPのフラッグシップ低燃費タイヤ 「エナセーブ NEXTⅢ」
 DUNLOP「エナセーブ NEXTⅢ」は、これまでタイヤに用いていたポリマーとは全く異なる水素添加ポリマーを採用することでウエットグリップ性能の低下を大きく抑制し、新品時の性能を長く持続させます。さらに、国が重点産業として推進している高機能バイオマス材料セルロースナノファイバーをタイヤ用ゴムに採用しました。
 これらにより、タイヤラベリング制度の最高グレード「AAA-a」を達成し、「ライフサイクルアセスメント」の観点からも環境負荷低減に貢献しています。
 当社は今後もタイヤを通して安全・安心な未来のモビリティ社会に貢献するべく、タイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプトである「SMART TYRE CONCEPT」に基づく技術開発を推進していきます。
事例紹介動画
優秀賞
(主催者賞)
文化伝承型サーキュラーエコノミー賞
日本リユースシステム株式会社
「伝統(着物や帯)×伝統(民族衣装)=進化(進化系民族衣装)」によるサステナブルでアップサイクルな「お針子事業」
 日本の伝統文化の代表とされる着物や帯は、とても高品質に作られており、約100 年もの間、何世代にもわたって何度も使い続けることができる設計になっています。
 そのような作りに加え、日本人は特に正絹の着物をなかなか捨てられないこともあり、日本の各家庭には推定7 億着、価値にして約40 兆円もの膨大な量の着物や帯が眠っているとされています。
 しかし、ライフスタイルの変化と共に「着る機会がない」、「保管が大変」とった様々な理由で、また「終活」や「遺品整理」といったお片づけ意識の高まりにより、これらの着物や帯は寿命を全うすることなく、引き取り手のいない「不要」なものとして大量に廃棄されているのが現状です。
 これらの貴重な着物や帯を、「生地」としての新たな価値 を生み出すことで捨てずに活かし、 たくさんのソーシャルグッドに繋げ、 SDGs のゴール達成に貢献 する取り組みが「お針子事業」です。
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優秀賞(審査委員長賞)AIエコテクノロジー賞
シャープ株式会社
気象予報を活用した家庭用エアコンのIoT省エネ制御「COCORO AIR サービス」
 「COCORO AIR」とは、無線LAN対応の当社エアコンをネットに接続することで利用できる無料のサービスです。
 当社は、業界に先駆けて最上位機種から普及機タイプまで無線LANアダプタを搭載し、より多くの方にご利用頂けるよう取り組んできました。
本サービスは、近年、ハードウェアによる省エネ性能の向上率が鈍化傾向にあるエアコンにおいて、AIIoTの技術を活用することによりユーザーの好みや環境を分析学習し、さらに外部データを活用することで一人一人に合わせた省エネ制御を実現しました。具体的には気象予報データとエアコンの運転状態やセンサーデータを活用することで、日中および睡眠時の運転を最適化し省エネにします。
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優秀賞(エコプロ実行委員長賞)経営エコマインド賞
株式会社ダイフク
事業活動を通じた地球環境保全とダイフクエコプロダクツの拡充による環境ビジョン実現への取り組み
 当社は、ダイフク環境ビジョンを策定し、「あらゆる事業活動において環境に配慮すると共に、環境負荷の少ないマテリアルハンドリングシステムの継続的開発・提供を通じて、お客様、社会、そして地球環境の保全に貢献すること」 を表明しています。
 このビジョン達成の重点対策として、以下の3つを掲げています。

①事業運営における環境配慮活動の推進では、省エネルギーや再生可能エネルギー導入など多くの課題に取り組み、環境負荷の低減を図っています。
②環境経営基盤の強化では、エコアクション制度を通じて従業員の環境意識を醸成し、地域社会への環境貢献を実施しています。
③環境配慮製品の拡充では、環境配慮製品を開発し、広く社会に提供することでCO2を削減します。

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優秀賞(主催者賞)スマートインフラ賞
東亜グラウト工業株式会社
老朽管路の補修と同時に、廃棄されていた下水からの未利用熱エネルギーを回収し有効活用する技術
 下水道管渠ネットワークを通じて都市に豊富に存在する下水は、大気に比べて冬は暖かく夏は冷たいという性質があります。この下水の熱(温度差)はビルの冷暖房や給湯などへの活用により、都市の省エネ化等が期待される身近なクリーンなエネルギーです。
本技術はこの下水熱利用と、社会課題でもある老朽化下水道管路のリニューアルを同時に叶える技術です。下水熱を回収する採熱部を管路の更新工事と同時に設置し、回収した熱を空調・給湯・床暖房・路面融雪などに利用できます。ヒートポンプで熱を増幅して使用したり、下水熱だけでの路面融雪も可能で、その場合、運転コストは不凍液を循環させるポンプの電気代のみとランニングコストが抑えられます。
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優秀賞(主催者賞)エコマテリアル賞
住友ゴム工業株式会社
DUNLOPのフラッグシップ低燃費タイヤ「エナセーブ NEXTⅢ」
 DUNLOP「エナセーブ NEXTⅢ」は、これまでタイヤに用いていたポリマーとは全く異なる水素添加ポリマーを採用することでウエットグリップ性能の低下を大きく抑制し、新品時の性能を長く持続させます。さらに、国が重点産業として推進している高機能バイオマス材料セルロースナノファイバーをタイヤ用ゴムに採用しました。
 これらにより、タイヤラベリング制度の最高グレード「AAA-a」を達成し、「ライフサイクルアセスメント」の観点からも環境負荷低減に貢献しています。
 当社は今後もタイヤを通して安全・安心な未来のモビリティ社会に貢献するべく、タイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプトである「SMART TYRE CONCEPT」に基づく技術開発を推進していきます。
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優秀賞(主催者賞)文化伝承型サーキュラーエコノミー賞
日本リユースシステム株式会社
「伝統(着物や帯)×伝統(民族衣装)=進化(進化系民族衣装)」によるサステナブルでアップサイクルな「お針子事業」
 日本の伝統文化の代表とされる着物や帯は、とても高品質に作られており、約100 年もの間、何世代にもわたって何度も使い続けることができる設計になっています。
 そのような作りに加え、日本人は特に正絹の着物をなかなか捨てられないこともあり、日本の各家庭には推定7 億着、価値にして約40 兆円もの膨大な量の着物や帯が眠っているとされています。
 しかし、ライフスタイルの変化と共に「着る機会がない」、「保管が大変」とった様々な理由で、また「終活」や「遺品整理」といったお片づけ意識の高まりにより、これらの着物や帯は寿命を全うすることなく、引き取り手のいない「不要」なものとして大量に廃棄されているのが現状です。
 これらの貴重な着物や帯を、「生地」としての新たな価値 を生み出すことで捨てずに活かし、 たくさんのソーシャルグッドに繋げ、 SDGs のゴール達成に貢献 する取り組みが「お針子事業」です。
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奨励賞 富士ゼロックス株式会社
ハイエンドプロ向けプロダクションカラープリンター 『IridesseTM Production Press』
 『IridesseTM Production Press』は、当社のCSR活動『古文書複製活動』から生まれたカラーマネジメント技術を用い、今までオフセット印刷でしか実現できなかったメタリックカラーの色表現をオンデマンド印刷で初めて実現させるとともに、環境価値提供範囲を拡大させたハイエンドプロ市場向けプロダクションカラープリンターです。
 本商品では、業界初の6色プリントエンジンと独自の新規カラー・マネジメント・システム技術を開発し、光輝性が高く多彩なメタリックカラーによる色表現をオンデマンド印刷で初めて実現させました。
 この商品は、プリントビジネスに携わる皆様だけではなく、印刷物にメタリックカラーを用いようとするクリエイターやグラフィックデザイナーの皆様に対しても、新しい環境価値を提供いたします。
事例紹介動画
奨励賞 DIC株式会社
エネルギーを使わずちょうどいい温度を保つ蓄熱シート 「THAMONA」
<製品の概要>“THAMONA(サモーナ)®”は潜熱蓄熱材料をシート化することに成功したもので、これまでは液化する為に組込みが難しかった潜熱蓄熱の効果を、様々な用途で容易に組込めるようにした画期的な製品です。蓄熱材料の漏れを解決したので自由に加工ができます。

<蓄熱の効果>潜熱蓄熱材はその吸放熱の作用により、空間や物を予め設計した温度に保つ働きをします。例えば、建物に用いた場合は室温変化を緩和して快適な温度を保ち、冷暖房エネルギーを削減します。

<用途>壁材や天井材と組合せた蓄熱建材としてご利用できます。また、農業・エレクトロニクス・自動車などの分野でも、熱マネジメント材料として活用が期待されています。
事例紹介動画
奨励賞 大和ハウス工業株式会社
自社の再エネ100%から街の再エネ100%実現へ  -大和ハウスの“RE100”への挑戦-
 創業100周年となる2055年に「環境負荷ゼロ」を目指す当社は、20183月にEP100RE100に同時加盟しました。
 その目的は、1700以上ある自社・グループ施設でエネルギー利用の効率化及び再エネを最大利用し、自社のEP100RE100を実現すること。さらに、そこで蓄積した知見やノウハウを活用し「ZEHZEBZET(ネット・ゼロ・エネルギータウン)」や「再エネ発電所」、「再エネ電力メニュー」(非化石証書、Jクレジット、低炭素電力など)といった商品・サービスを提供することで、社会全体にEP100RE100を広げることです。
 こうした取り組みを具現化した、施工段階から暮らしで使う電気まで実質再エネ100%で賄う街「船橋グランオアシス」を千葉県に実現させています。
事例紹介動画
奨励賞 有限会社北海道種鶏農場/株式会社竹中工務店
mother's+(マザーズプラス)
 「マザーズプラス」は、弊社事業における産業六次化の中心的施設です。養鶏業の鶏舎をイメージした外観とし、内部は卵の選別工程からパッキング、鶏卵・鶏肉加工品の製造工程、更に洋菓子の製造工程が全てガラス貼りで見学可能な施設となっております。
 各生産工程から排出される生ゴミ等はすべて自社内の発酵処理機械により堆肥化して地域で販売しており、鶏から卵、加工食品→発酵鶏糞堆肥化→土壌還元→飼料作物生産→鶏への飼料給与→卵という循環型の持続可能な事業の取組を進めております。
 産業動物におけるアニマルウェルフェアへの関心、研究、対応等を積み重ねて一般消費者へ公開し、地域社会への貢献を計りたいと考えております。
事例紹介動画
奨励賞 株式会社明電舎および関連グループ会社
再エネ・電気自動車関連事業等を通じたバリューチェーン温室効果ガス排出削減の取り組み
 明電グループは、社会インフラを支える重電メーカとして、事業を通じて地球環境保全に貢献する「環境経営」を推進しています。
 特に、電気自動車に関連する事業を成長分野の一つとして位置づけ、生産ライン増強に投資を行うに際し、電気自動車用モータ・インバータの量産設備資金を使途とする公募形式によるグリーンボンドを発行しました。また、総合研究所など一部の施設を対象に、子会社である株式会社エムウインズの銚子しおさい風力発電所由来の実質再生可能エネルギー電力を調達しています。
 このように、様々なステークホルダとともに、バリューチェーン全体の温室効果ガス排出削減に取り組んでいます。
事例紹介動画
奨励賞 株式会社イトーキ
働くことをユニバーサルに
ONOFF(オノフ)」と「UBIQ(ユビック)」は、テレワーク家具として2019年に開発されました。今年に入り、コロナ禍によってテレワークが推奨される情勢となり、近未来の働き方を見越して開発されたこの2製品は社会課題に大きく貢献することとなりました。
 この2商品は、超高齢社会を迎えた日本における、就労人口の減少という社会課題解決に取組んでいる地域と共に、ニーズ調査から商品化までを一貫して地域住民と進めてきたことが大きな特徴です。
製品構成部品は木材とスチールとなっており、部品点数が少なく、コンパクト設計のため、製品ライフサイクル全体で発生する温室効果ガスを抑えることができ、「気候変動対策」といった社会課題にも挑んでいます。
事例紹介動画
奨励賞 大成建設株式会社/株式会社ニチベイ
採光ブラインド T-Light Blind
 「T-Light Blind」は、採光と遮光を両立しながら、解放感と快適性の向上が期待できるブラインドです。
 本製品は、採光部と一般部の二段構成となっており、上段の採光スラット(はね)の特殊形状により、変化する太陽高度に対してもスラット角度を変えることなく、安定した自然光を室奥まで照射することにより部屋全体の照度向上が期待できます。また、採光部を通して、空や周囲の景色を感じられ、解放感を得ることもできます。
設置方法も一般ブラインドと同様で電源工事も不要であり、新築に限らずリニューアルにも適用できます。今後は、オフィス以外にも、病院や福祉施設、学校の教室など用途にも展開する予定であり、快適な光環境を提供していきます。
事例紹介動画
奨励賞 日本プラスチック有効利用組合(NPY)
ECO Future「ここにいますよ!心臓産業」
 受賞した『ECO Future「ここにいますよ!心臓産業」』は、我々の活動のシンボルです。我々は、プラスチックのマテリアルリサイクルの製造・販売会社の団体です。マテリアルリサイクルにおいて、回収の「静脈産業」から創出の「動脈産業」へとプラスチックを蘇らせる為の中間領域で、循環ポンプのように再生する役割を表現した「心臓産業」を標榜し、リサイクルの未来を創る「ECO Future」をキャッチコピーとしました。
この二つのキーワードを合体してロゴマークを作製し活動の求心力としました。又この活動の肝は、世界共通の普遍的な目標であるSDGsと組合活動を連結し見える化したことです。このことが活動の意義を高め、持続可能な主要産業として確立させる原動力になります。
事例紹介動画
奨励賞
富士ゼロックス株式会社
ハイエンドプロ向けプロダクションカラープリンター
『IridesseTM Production Press』
 『IridesseTM Production Press』は、当社のCSR活動『古文書複製活動』から生まれたカラーマネジメント技術を用い、今までオフセット印刷でしか実現できなかったメタリックカラーの色表現をオンデマンド印刷で初めて実現させるとともに、環境価値提供範囲を拡大させたハイエンドプロ市場向けプロダクションカラープリンターです。
 本商品では、業界初の6色プリントエンジンと独自の新規カラー・マネジメント・システム技術を開発し、光輝性が高く多彩なメタリックカラーによる色表現をオンデマンド印刷で初めて実現させました。
 この商品は、プリントビジネスに携わる皆様だけではなく、印刷物にメタリックカラーを用いようとするクリエイターやグラフィックデザイナーの皆様に対しても、新しい環境価値を提供いたします。
事例紹介動画
奨励賞
DIC株式会社
エネルギーを使わずちょうどいい温度を保つ
蓄熱シート「THAMONA」
<製品の概要>“THAMONA(サモーナ)®”は潜熱蓄熱材料をシート化することに成功したもので、これまでは液化する為に組込みが難しかった潜熱蓄熱の効果を、様々な用途で容易に組込めるようにした画期的な製品です。蓄熱材料の漏れを解決したので自由に加工ができます。
<蓄熱の効果>潜熱蓄熱材はその吸放熱の作用により、空間や物を予め設計した温度に保つ働きをします。例えば、建物に用いた場合は室温変化を緩和して快適な温度を保ち、冷暖房エネルギーを削減します。
<用途>壁材や天井材と組合せた蓄熱建材としてご利用できます。また、農業・エレクトロニクス・自動車などの分野でも、熱マネジメント材料として活用が期待されています。
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奨励賞
大和ハウス工業株式会社
自社の再エネ100%から街の再エネ100%実現へ
-大和ハウスの“RE100”への挑戦-
 創業100周年となる2055年に「環境負荷ゼロ」を目指す当社は、20183月にEP100RE100に同時加盟しました。
 その目的は、1700以上ある自社・グループ施設でエネルギー利用の効率化及び再エネを最大利用し、自社のEP100RE100を実現すること。さらに、そこで蓄積した知見やノウハウを活用し「ZEHZEBZET(ネット・ゼロ・エネルギータウン)」や「再エネ発電所」、「再エネ電力メニュー」(非化石証書、Jクレジット、低炭素電力など)といった商品・サービスを提供することで、社会全体にEP100RE100を広げることです。
 こうした取り組みを具現化した、施工段階から暮らしで使う電気まで実質再エネ100%で賄う街「船橋グランオアシス」を千葉県に実現させています。
事例紹介動画
奨励賞
有限会社北海道種鶏農場/株式会社竹中工務店
mother's+(マザーズプラス)
 「マザーズプラス」は、弊社事業における産業六次化の中心的施設です。養鶏業の鶏舎をイメージした外観とし、内部は卵の選別工程からパッキング、鶏卵・鶏肉加工品の製造工程、更に洋菓子の製造工程が全てガラス貼りで見学可能な施設となっております。
 各生産工程から排出される生ゴミ等はすべて自社内の発酵処理機械により堆肥化して地域で販売しており、鶏から卵、加工食品→発酵鶏糞堆肥化→土壌還元→飼料作物生産→鶏への飼料給与→卵という循環型の持続可能な事業の取組を進めております。
 産業動物におけるアニマルウェルフェアへの関心、研究、対応等を積み重ねて一般消費者へ公開し、地域社会への貢献を計りたいと考えております。
奨励賞
株式会社明電舎および関連グループ会社
再エネ・電気自動車関連事業等を通じたバリューチェーン温室効果ガス排出削減の取り組み
 明電グループは、社会インフラを支える重電メーカとして、事業を通じて地球環境保全に貢献する「環境経営」を推進しています。
 特に、電気自動車に関連する事業を成長分野の一つとして位置づけ、生産ライン増強に投資を行うに際し、電気自動車用モータ・インバータの量産設備資金を使途とする公募形式によるグリーンボンドを発行しました。また、総合研究所など一部の施設を対象に、子会社である株式会社エムウインズの銚子しおさい風力発電所由来の実質再生可能エネルギー電力を調達しています。
 このように、様々なステークホルダとともに、バリューチェーン全体の温室効果ガス排出削減に取り組んでいます。
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奨励賞
株式会社イトーキ
働くことをユニバーサルに
 「ONOFF(オノフ)」と「UBIQ(ユビック)」は、テレワーク家具として2019年に開発されました。今年に入り、コロナ禍によってテレワークが推奨される情勢となり、近未来の働き方を見越して開発されたこの2製品は社会課題に大きく貢献することとなりました。
 この2商品は、超高齢社会を迎えた日本における、就労人口の減少という社会課題解決に取組んでいる地域と共に、ニーズ調査から商品化までを一貫して地域住民と進めてきたことが大きな特徴です。
製品構成部品は木材とスチールとなっており、部品点数が少なく、コンパクト設計のため、製品ライフサイクル全体で発生する温室効果ガスを抑えることができ、「気候変動対策」といった社会課題にも挑んでいます。
事例紹介動画
奨励賞
大成建設株式会社/株式会社ニチベイ
採光ブラインド T-Light Blind
 「T-Light Blind」は、採光と遮光を両立しながら、解放感と快適性の向上が期待できるブラインドです。
 本製品は、採光部と一般部の二段構成となっており、上段の採光スラット(はね)の特殊形状により、変化する太陽高度に対してもスラット角度を変えることなく、安定した自然光を室奥まで照射することにより部屋全体の照度向上が期待できます。また、採光部を通して、空や周囲の景色を感じられ、解放感を得ることもできます。
 設置方法も一般ブラインドと同様で電源工事も不要であり、新築に限らずリニューアルにも適用できます。今後は、オフィス以外にも、病院や福祉施設、学校の教室など用途にも展開する予定であり、快適な光環境を提供していきます。
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奨励賞
日本プラスチック有効利用組合(NPY)
ECO Future「ここにいますよ!心臓産業」
 受賞した『ECO Future「ここにいますよ!心臓産業」』は、我々の活動のシンボルです。我々は、プラスチックのマテリアルリサイクルの製造・販売会社の団体です。マテリアルリサイクルにおいて、回収の「静脈産業」から創出の「動脈産業」へとプラスチックを蘇らせる為の中間領域で、循環ポンプのように再生する役割を表現した「心臓産業」を標榜し、リサイクルの未来を創る「ECO Future」をキャッチコピーとしました。
この二つのキーワードを合体してロゴマークを作製し活動の求心力としました。又この活動の肝は、世界共通の普遍的な目標であるSDGsと組合活動を連結し見える化したことです。このことが活動の意義を高め、持続可能な主要産業として確立させる原動力になります。
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