バイオナノマテリアルシンポジウム2022 -アカデミアからの発信-

京都大学 生存圏シンポジウム 
バイオナノマテリアルシンポジウム2022   -アカデミアからの発信-

 SuMPOは、京都大学・京都市産業技術研究所とともに、脱炭素への貢献が期待される植物由来新素材、セルロースナノファイバーの普及を支援する「環境省 ナノセルロース・プロモーション(NCP)事業」を実施しています。
 10月27日(木)に、NCP事業の共催イベントを開催いたしますので、以下ご案内申し上げます。
 温室効果ガスゼロエミッションは、人類が生存を賭けて取り組む喫緊の課題です。大気中の二酸化炭素を吸収して生産される植物バイオマス資源は、持続可能なカーボンニュートラル素材として自動車産業、家電産業、化学産業を始めとする様々な分野から高い関心が集まっています。
 樹木やタケの細胞、カニやエビの外殻、カイコが紡ぐ蚕糸は、人類の知恵をはるかに越えて作り出されている精緻なナノ構造とそれに由来する機能を有しています。しかし、そのことは限られたコミュニティで知られているだけです。ナノ構造を有するバイオ素材、バイオナノマテリアルの最前線で活躍している大学研究者の活動が産業界や異なる材料分野で広く知られているとはいえません。そこで高性能のセルロースナノファイバーやナノクリスタル、キチンナノファイバー等から構築されているバイオナノマテリアルに関する研究が、今、どのような方向に向かい、展開しているのか、昨年に引き続き、時代を先導する研究グループや研究者が最もホットな話題、研究成果を発表する機会を作りました。ご参加いただける皆様には、最近の情報を共有いただき、一緒になってバイオマス資源の先進的利用に取り組んでいただけますと幸いです。
 参加費は無料です。

【開催概要】
日 時 :2022年10月27日(木)13:00~17:10 
開催形式:対面とオンライン配信(Zoom)のハイブリッド開催
会  場:京都大学生存圏研究所木質ホール3階(〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄)
定  員:1000名(会場参加は30名まで。申込先着順) 
主  催:京都大学バイオナノマテリアル共同研究拠点(経済産業省Jイノベ拠点)(URL:https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/bionanomat/

     ナノセルロースジャパン(NCJ)                    (URL:https://www.nanocellulosejapan.com/
共  催:近畿経済産業局、地方独立行政法人京都市産業技術研究所、化学工学会地域連携カーボンニュートラル推進委員会、
              環境省ナノセルロースプロモーション事業 
参 加 費 :無料
詳細URL:
https://sites.google.com/kyoto-u.ac.jp/bionanomaterial2022
講演要旨:要旨集は10月25日以降、こちらからダウンロードできます。


【お申込み】
下記リンクにアクセスして必要事項をご入力のうえ、送信ボタンを押してください。申込み受付済みのE-mailが送付されますのでご確認ください。その後、視聴に必要なURLとパスワードをE-mailにて10月25日(火)までにお送りいたします。
https://forms.gle/3S9wQ1TDju9PcHHy5

【プログラム】
13:00 趣旨説明    京都大学 生存圏研究所 矢野 浩之
13:10 セッション1 「ナノセルロースによる乳化と複合材料への展開」
             藤澤 秀次 東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻
           「表面修飾セルロースナノウィスカーを用いた固体表面の機能化」
             荒木 潤 信州大学 繊維学部 化学・材料学科
           「セルロース利用研究におけるデータ解析・機械学習の活用」
             寺本 好邦 京都大学大学院 農学研究科 森林科学専攻
質疑応答: セッション1
14:15 休憩
14:25 セッション2 「バイオナノマテリアルの半導体機能・用途開発」
             古賀 大尚 大阪大学 産業科学研究所 自然材料機能化研究分野
           「極低温で作動する導電性CNFネットワーク」
             矢野 浩之 京都大学 生存圏研究所 生物機能材料分野
           「食用こおろぎからのキチンナノファイバーの製造とその評価」
             伊福 伸介 鳥取大学 工学研究科 化学・生物応用工学専攻
           「機械解繊フィブロインナノファイバー補強キトサン繊維の開発」
             岡久 陽子 京都工芸繊維大学 繊維学系 バイオベースマテリアル学専攻
質疑応答: セッション2
15:50 休憩
16:00 セッション3 「森と海の多糖ナノファイバーで創出する細胞培養基材」
             畠山 真由美 九州大学 大学院農学研究院 環境農学部門 
           「レザーライク木質系素材への挑戦」
             足立 幸司 秋田県立大学 木材高度加工研究所
           「木材の物性発現機構の解明に向けて ~放射光を用いた微細構造解析~」
             堀山 彰亮 京都府立大学 大学院 生命環境科学研究科
質疑応答: セッション3
17:05  閉会のあいさつ


【お問い合わせ】

一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)
コンサルティング事業部 環境省ナノセルロースプロモーション事業 担当:伊藤・神谷
以下の「お問い合わせフォーム」よりお願いいたします。
URL
https://ws.formzu.net/fgen/S21027334/