LCA検証・評価

LCA検証・評価

SuMPO/LCA・CFP検証サービス

SuMPO/LCA・CFP検証サービスとは

申請者がガイドライン等に基づき算定した製品LCAの算定結果について、SuMPOが検証を行うサービスです。
算定結果の確からしさ・妥当性を主張する際、客観的に内容の確認を行う行為(検証:verification)は必須でないまでも、 SuMPOはLCAエキスパートの第三者による検証によって、算定実務に関する不安の払拭と企業間でのデータ受け渡しにおける「安心」の提供に貢献します。

サービス概要

  • 検証対象:製品・サービスのLCA算定結果 (算定支援は本サービス外です)
  • 検証員 :SuMPO認定の検証員
  • 検証基準:「対応可能なスタンダード、フレームワーク」を参照
  • 申請書類:検証申請書、検証用算定シート(フォーマットあり)※一部準備中
  • 納品物 :「SuMPO/LCA・CFP検証サービス 検証結果報告書」の発行
    ※外部向けコミュニケーションの方法については要相談
  • 料金  :ご依頼内容により異なるため、要相談

対応可能なスタンダード・フレームワーク

対応可能なスタンダード・フレームワークの名称
ISO14040:2006
(Environmental management -Life cycle assessment- Principles and framework)
ISO14044:2006
(Environmental management -Life cycle assessment- Requirements and guidelines)
ISO14067:2018
(Greenhouse gases -Carbon footprint of products- Requirements and guidelines for quantification)
カーボンフットプリント ガイドライン(経済産業省、環境省)(2023年3月)
GHG プロトコル Product Life Cycle Accounting and Reporting Standard
温室効果ガス排出削減貢献量算定ガイドライン(LCA学会)(2022年3月)
各業界における業界別のCFP等の算定ガイドライン

※ISO14025:2006(Environmental labels and declarations -Type III environmental declarations- Principles and procedures)は
    SuMPO/EPDにて対応いたします。

※その他にも対応可能な場合があります。詳しくはお問い合わせフォームよりご相談ください。

検証フロー

手順と役割 図表

1. 書類は、事務局よりフォーマットをお渡しいたします。
2. 申請には、「検証用算定シート」中の事前チェックリストを満たす必要があります。
3. 検証員は、外部のSuMPO認定検証員に再委託する場合があります。
4. 指摘事項のフィードバックは、書面および打ち合わせを想定しております。
5. 検証基準を満たさない場合は、ご期待に添えない結果となる場合があります。

クリティカルレビュー

独立した第三者機関として、LCA報告書についてISO14040、ISO14044及びISO/TS14071に準拠したクリティカルレビューを実施します。クリティカルレビューの実施により、LCA報告書の信頼性が向上します。
LCAの外部専門家(レビュアー)による「事前レビュー」を実施し、次に我が国LCA研究の第一線の著名な専門家を委員長とした「クリティカルレビューパネル」を実施する、二段階のレビューを行います。クリティカルレビューパネルでは、事前レビューを担当したレビュアーが報告を行います。

LCA報告書チェックフロー図

おすすめする場面

LCA調査結果を外部公表する際に、その信頼性を担保したいとき。信頼性担保のレベルに応じて、適合性の検証(verification)するレベル、又はより深く結果の妥当性を証明(certification)するレベルを選択できます。

SuMPOサービスの強み

  • 国内屈指の実績(掲載許可をいただいた企業のみ社名記載)
    • 2003年より50件以上の実施
    • 主な実施企業(五十音順・敬称略):旭ビルウォール株式会社、オリエンタルモーター株式会社、株式会社クラレ、サッポロビール株式会社、大日本印刷株式会社、トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、一般社団法人日本電機工業会、日本ドラム缶更生工業会、マツダ株式会社、株式会社三菱ケミカルリサーチ、ユニ・チャーム株式会社
    • 登録リスト/証書登録リスト 
  • 各専門分野の第一人者とのネットワークを有しており、対象とする製品やサービスに応じた最適なレビュアーやレビューパネルパネリストへの依頼が可能
  • ISO(国際標準化機構)総会やLCAの国際会議、国際学会などを通じて、SuMPOは国際的にも著名なLCA実施支援機関として、欧米・アジアにて認知されている

実施体制

  • レビュアー
    LCAに関する規格・手法に精通していることが必須条件であり、当該LCA報告書の対象分野にも豊富な知識を有することが必要と考えています。当プログラムでは資格条件を備えた、最適なレビュアーを選定・派遣します。しかし、レビュアーは当該LCA報告書を中立の立場で評価し、改善内容等を提言する必要がありますので、当該LCA報告書作成に関与するコンサルタント業務に関わった者はレビュアーには選定しません。
  • クリティカルレビューパネル
    クリティカルレビューパネルのメンバーは、LCAに関する豊富な知識と共に、産業・サービスなど幅広い知見を有した学識経験者で、委員長(1名)、委員(2~3名)の合計3~4名で構成します。

実施の事実の公開

クリティカルレビュー実施の依頼者よりの公開の申請があれば、SuMPOウェブサイト上にLCA報告書がレビューされたことを掲載します。

証書の発行

レビューを受けたLCA報告書がLCAの国際 規格(ISO14040s)に準拠して作成されたことを証明する「証書(Certificate)」を発行することもできます。
海外展開をされている企業様向けに英語版もご用意できます。
証書の発行を希望される場合は、LCAエキスパート2名による事前の対面レビュー2回。
なお、本サービスは事前にご相談下さい。クリティカルレビューパネルを実施後の要望には対応できません。

トヨタ自動車株式会社様の証書イメージ

<トヨタ自動車株式会社様の証書(日本語版・英語版)>

料金

  • クリティカルレビュー(レビュー報告書 及び 証書):お問い合わせください 注2

注2. 消費税別途、交通費別途実費


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