20220803_SuMPO サステナブル経営推進機構 第17回神田塾開催報告
SuMPO サステナブル経営推進機構
第17回神田塾「今まさに環境マーケティング時代の到来」開催報告
一般社団法人サステナブル経営推進機構
(神田塾主宰者) 専務理事 壁谷武久
SuMPOでは、定期的に会員を中心に互いに学び、刺激しあう“神田塾”を開講しています。
持続可能なビジネスや社会づくりを目指して、SuMPO会員の経営者を対象に開催する神田塾において、今回はゲストスピーカーに筑波大学ビジネスサイエンス系教授 西尾チヅル先生をお招きし「今まさに環境マーケティング時代の到来」をテーマにご講演いただきました。
本講演では、2021年度に実施した消費者意識調査によると、深刻な社会的課題として「気候変動」が第3位にあがり、また、環境配慮行動(ごみの分別の徹底やエコラベル商品の購入など)においては、「個人で出来ることから取り組みたいが、労力やコストがかかる」「どのような商品がどのように環境に良いのかがわからない」と考えている消費者が多いという結果が得られたとご説明いただきました。しかし、東日本大震災以降、家族や友人の環境意識が影響し、消費者の環境問題への当事者意識は高まりつつあるといいます。社会課題の解決には消費者も積極的に取り組む必要がある中、企業は環境問題に対する自社の対応を見える化し、顧客や社会ニーズにあった製品やサービスを提供するためには、自社の事業活動において、製品ライフサイクル全体での環境負荷の低減、顧客満足と社会共益、企業利益との調和を考えていくことが求められます。サーキュラーエコノミーを環境マーケティングの視点から考える重要についてお話いただきました。
日時 :2022年8月3日(水)17:00-20:00
場所 :カジュアル レストラン&バル 30‘s(東京都千代田区鍛冶町1丁目4−3神田ステーションホテル)
開催形式:リアル開催
参加人数:28名
【プログラム】
17:00 | 開会 一般社団法人サステナブル経営推進機構 専務理事 壁谷武久 |
17:05-17:35 | 【第1部】ゲストスピーカーによる講演 「今まさに環境マーケティング時代の到来」 筑波大学ビジネスサイエンス系 教授 西尾 チヅル 氏 |
17:35-20:00 |
【第2部】交流会 |
20:00 | 閉会 |
<登壇者のご紹介>
【講師】 |
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西尾 チヅル氏 筑波大学ビジネスサイエンス系 教授 | |
学習院大学文学部心理学科卒業後、東海大学大学院工学研究科経営工学専攻博士課程を修了。筑波大学准教授、米国UCLAアンダーソン経営大学院客員研究員、米国ペンシルベニア大学ウォートン経営大学院客員研究員を経て、2005年より現職。 市場を構成する消費者の態度や行動をモデル化し、実証分析を通じてそのメカニズムの解明と企業のマーケティング戦略への適用方法に関する研究を行っている。 現在の主要な研究テーマは、マーケティング・コミュニケーションとブランド戦略/エコロジカル・マーケティングの戦略と実践方法。 |
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【主宰者】 | |
壁谷 武久 一般社団法人サステナブル経営推進機構 専務理事 | |
1959年 愛知県生まれ 元経済産業省、2007年4月~2019年9月まで一般社団法人産業環境管理協会にてLCA事業、地域・産業支援事業に従事。2019年6月、一般社団法人サステナブル経営推進機構を設立し、10月から専務理事として専任化。「カーボンフットプリントプログラム」の事業化や「地力型循環経済社会」の提唱のもと、地域資源を生かした豊かな地域、産業づくりのための支援事業を展開。 現在は、コロナを契機とした社会変容を睨み、SDGs達成に向けたESG、CE(サーキュラーエコノミー)など「サステナブル経営」推進を通じた新たなビジネス創出支援のためのスキームづくりにチャレンジ中。 |
【お問い合わせ】
一般社団法人サステナブル経営推進機構
〒101-0047 東京都千代田区内神田一丁目14番8号 (KANDA SQUARE GATE 4階)
E-MAIL:info@sumpo.or.jp