「第7回エコプロアワード」の受賞企業/団体を発表!

~先進的な生物多様性保全型、地域循環型ビジネスモデル等が多数受賞~

 
エコプロアワード運営事務局(所在地:東京都千代田区、理事長:石田秀輝・専務理事:壁谷武久、以下、「SuMPO(さんぽ)」)は、94日、「第7回エコプロアワード」(主催:一般社団法人サステナブル経営推進機構、後援:財務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、金融庁)の受賞企業/団体を発表します。

エコプロアワードは、日本市場において事業者・消費者・投資家、さらには市場関係者から評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品・サービス・技術・ソリューション・ビジネスモデルといった案件を表彰することで、これらのさらなる開発・普及促進を図り、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)の実現を目指す表彰制度で、2018年に設立されました。

 第7回目となる今回は49件の応募があり、選考委員会(委員長:香坂 玲、東京大学大学院教授)と審査委員会(委員長:梅田 靖、東京大学大学院教授)における厳正なる審査の結果、以下の案件が選出されました。最も優れた5件には、大臣賞が送られ、大臣賞に次いで優れた5件が優秀賞に、さらに、今後の取り組みが期待される10件を奨励賞に決定しました(詳細は下記、審査結果一覧を参照)。

 今回の受賞案件では、サーキュラーエコノミーの実現に向けた地域循環型モデルの展開やカーボンニュートラル社会に向けたエコロジー熱源技術や環境配慮型コンクリート開発、フードロス削減、生物多様性の保全、水資源の見える化など、多分野において優れた活動が評価されました。これらの素晴らしい取り組みが、本エコプロアワードの表彰によりさらに普及していくことを期待しています。

 なお、表彰式は126日にSuMPOと日本経済新聞社が主催する環境展示会「エコプロ2024」の特設ステージにて実施し、受賞者紹介をSuMPOのエコプロアワード特設ブースにて行います。

 

≪各部門概要≫

■エコプロアワード大臣賞
最も優れた取り組みであると選考委員会が選考し、後援省庁からの推薦を受けた案件について、審査委員会が審査決定の上、賞が贈られます。

■エコプロアワード優秀賞 
優れた取り組みであると選考委員会から選考を受けた案件について、審査委員会が審査の上、賞が贈られます。

■エコプロアワード奨励賞 
今後の発展が期待される案件について選考委員会が選考し、審査委員会が審査の上、賞が贈られます。


 

審査結果一覧  (※受賞事例の詳細はこちら

大臣賞(5件)

財務大臣賞

会社名、事業所名

耕作放棄地を活用して誕生した「京檸檬」と「京檸檬」を活用した
「寶CRAFT」<京檸檬>チューハイの取組み

宝酒造株式会社


農林水産大臣賞

会社名、事業所名

Upcycle by Oisix (アップサイクルバイオイシックス)

オイシックス・ラ・大地株式会社

 

経済産業大臣賞

会社名、事業所名

カーボンニュートラルの実現に向けた「エコロジー熱源」
~オレンジヒートシリーズによる環境・社会貢献の取り組み~

メトロ電気工業株式会社

 

国土交通大臣賞

会社名、事業所名

カーボンニュートラル社会に貢献する
環境配慮型コンクリート「SUSMICS-C」

清水建設株式会社


環境大臣賞

会社名、事業所名

林地残材を発酵させて人も自然も美しくする循環活動

株式会社テーブルカンパニー

 

■優秀賞(5件)

名称

会社名、事業所名

警備会社による獣害対策および捕獲害獣のジビエとしての有効活用
「ジビエ工房茂原」

ALSOK千葉株式会社
綜合警備保障株式会社

「床からECOで20年」 ~ 使用済みの床材から新たな床材へ ~ 
水平循環型リサイクルシステムの構築

株式会社川島織物セルコン

カーボン・ニュートラル×スマート農業で実現する、循環型の酒造り

株式会社小嶋総本店

タマゴ由来の廃棄物から作られた機能性繊維「ovoveil®」を通じた
卵殻膜アップサイクルの取り組み

株式会社ファーマフーズ

地域の水資源量見える化サービス「水の地図」

八千代エンジニヤリング株式会社

 

奨励賞(10件)

名称

会社名、事業所名

竹を無駄なく総合的に活用したエシカルなものづくり 

エシカルバンブー株式会社

食品パッケージの再資源化について

株式会社折兼
株式会社パックスタイル

プラスチック片を高速・多量に処理可能にする、
トラッキング型ラマンプラスチック選別機「TR-S1510/R」

キヤノン株式会社

「木になる紙」の公共調達が導く脱炭素等(地域振興)の取組み
~新たな環境価値の共創~

佐賀市役所

縫製工場で排出する端切れ生地によるアップサイクルドレスの制作

サンローズ株式会社

環境配慮型「ラベル伝票」

大日本印刷株式会社

手漉き和紙から生まれた「Waltzシリーズ」

株式会社トーマネ

高濃度セルロースファイバー「kinari」成形ソリューション

パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社

設備設計事務所によるWEBを活用したZEB化推進事業

株式会社山崎設備設計

循環型低炭素アルミ形材 PremiAL R100
(プレミアル アール100)

株式会社LIXIL

 

≪第7回エコプロアワード審査委員一覧≫

■委員長                
梅田 靖              東京大学大学院 教授

 

■委員
伊香賀 俊治        慶應義塾大学 名誉教授 博士(工学)
壁谷 武久             一般社団法人サステナブル経営推進機構 代表理事
香坂 玲              東京大学大学院 教授 / 7回エコプロアワード選考委員長兼務
西尾 チヅル        筑波大学大学院 副学長
増井 慶次郎        国立研究開発法人産業技術総合研究所 副研究センター長
渡邉 淳平           国税庁課税部酒税課 企画調整官   
鷹觜 大輔           農林水産省大臣官房みどりの食料システム戦略グループ 課長補佐
和仁 一紘           経済産業省産業技術環境局環境政策課 課長補佐                
大野 浩史           国土交通省総合政策局環境政策課 企画官                    
鎭西 武              環境省大臣官房環境経済課 課長補佐        

■オブザーバー
吉田 一雄           一般社団法人日本経済団体連合会 環境エネルギー本部副本部長

 

※所属・役職は2024625日時点



【本件に関する問い合わせ先】
一般社団法人サステナブル経営推進機構
担当:エコプロアワード事務局
連絡先:eco-pro@sumpo.or.jp