「SuMPO/LCAエキスパート養成塾」、新カリキュラムをスタート!

  • 2024-12-02

「SuMPO/LCAエキスパート養成塾」、新カリキュラムをスタート!

実践力を備えたLCA専門人材の育成を目指して


 一般社団法人サステナブル経営推進機構(所在地:東京都千代田区、代表理事:壁谷武久、以下「SuMPO(さんぽ)」)は、2022年度以降12期にわたり「SuMPOLCAエキスパート養成塾」を開講、多くの修了生を社会に送り出してきました。第13期より、より実践力あるLCA専門人材の育成を目指し、これまでのカリキュラムをリニューアルして受講生を募集します。

 SuMPO
は、中立かつ公平・公正な立場から、30年にわたるLCAコンサルティングサービスの提供、SuMPO環境ラベルプログラムを通じ、社会の持続可能な発展や企業のサステナブル経営を推進してまいりました。これらの実績と信頼のもと、SuMPOが長年培ってきたLCAの専門知識や技能を活かして「SuMPOLCAエキスパート養成塾」を開講しており、LCA技能を有した社内人材あるいはコンサルティング人材を発掘・育成に取り組んでおります。

 
 これまでの修了生の声から、社会課題・ニーズへの対応力、現場での適用力を養成するプログラムが求められており、より実践力の高いLCA専門人材の育成を目指すべく、以下のような新カリキュラムを準備しました。すでに第13期については募集が始まっており、受講できる人数も限られていますので、是非ともご検討の上、お早めにご応募下さい。



【新カリキュラムの特長】

1.      サーキュラーエコノミー実現に向けた資源循環評価へのLCAの適用

近年、サーキュラーエコノミーの実現に向けて、資源循環やリサイクルの重要性が高まりつつある中で、第13期より本領域のLCA専門家(金属分野、プラスチック分野の講師2名)をお招きして、資源循環やリサイクルシステムの評価における考え方、評価手法への適用に関する講義を追加しました。最新のLCA技術動向を学習できるだけでなく、新たなビジネス領域で活躍できる人材の育成を目指します。
 

2.      LCAデータ取得を想定した工場見学および企業事例紹介

LCA算定の実務を想定し、製造現場からどのようにデータを取得し、算定に活用しているのかを工場見学および企業事例紹介を通じて学びます。実際にLCA算定を実施した企業様での工場見学の機会を設けることで、LCA技能の実践力・応用力を養います。

13期は、関東近郊のガラス製造工場の見学を予定しております。ただし、競合他社、関係会社の方は、応募の会期を変更して頂くことがありますのでご了承ください。

 
<日本製鉄株式会社 東日本製鉄所君津地区での工場見学の様子(第11期、第12期)>

3.      クラウド版MiLCAを使ったLCA算定技能の実習

 20241021日にリリースされたクラウド版MiLCA*¹をいち早く演習に取り込み、LCAソフトウェアの扱いやテクニックを学ぶことで、LCAエキスパートとしてのスキル向上を目指します。また、LCA算定技術の習得だけでなく、クラウドサービスを体験することで、社会的に急速に進むDXに向けた知識・技能向上も図ります。

 また、本養成塾の修了者には「修了証」の交付、「SuMPO認定LCAエキスパート」としての称号を持ってLCA専門人材として企業内で活躍して頂くと共に、これまでの本養成塾修了者および既存の「LCAエキスパート」で構成されるコミュニティ「LCAエキスパートクラブ」にご参加頂けます。修了後も、情報交換や事業連携など同じ志を持つ仲間とのつながりを通じて、さらなるLCAスキルの向上や技術の習得を支援します。

 SuMPO
は、このような「SuMPOLCAエキスパート養成塾」によるLCA専門人材の発掘・育成を通じて、LCAの社会実装を促進、さらに社会全体のSX(サステイナビリティ・トランスフォーメーション)実現に貢献してまいります。
 

SuMPOLCAエキスパート養成塾の概要

主  催:一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO
対  象:企業でのLCA実施の核となる人材、またはコンサルタントを目指す方等
概  要:LCA活用によるサステナブル経営、さらには社会のSX実現を担える知識やスキルを養成する
講  師:企業でのLCA活用やLCA手法において第一線で活躍されている講師陣
開講形式:原則対面形式(やむを得ない場合はオンライン参加を可とする)
定  員:15名程度
費  用:100万円(1名様全10回につき:消費税別)

【スケジュール】
13期 2025122()523()調整中)
2025年度の開講についても調整中です。

【カリキュラム一覧】 ※イメージ

 

講義内容

1

LCAの社会的重要性と基本的な枠組み

2

LCAの実施方法(データ収集およびフロー図作成)

3

LCAデータベース「IDEA」の特徴および活用方法

4

クラウドMiLCAの基本機能とLCA事例演習

5

国内外のインベントリデータベースの動向

6

環境影響評価手法「LIME」の概要と解説

7

工場見学および現場でのLCAの活用事例紹介

8

LCA報告書の作成およびチェックの実践演習

9

LCAの実務での活用や企業おける情報開示動向

10

将来技術を対象としたLCA手法の応用と可能性


■注釈
MiLCA*¹:LCAの専門家である「LCA エキスパート」が開発したLCA 算定支援ソフトウェア。国内発のソフトとして唯一、高い透明性で気候変動に加え、複数の環境影響評価が可能です。2010年の発売以来、大学や国の研究機関、製造業を含む幅広い業界で導入いただいております。
 
■ SuMPO/LCAエキスパート養成
■第13期申込みフォーム
 
【本件に関するお問い合わせ先、お申し込み先】
一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)
LCA社会実装事業部
担当:澤村、伊藤(花)、豊田
申込:ws.formzu.net/fgen/S21027334/