SuMPO第三者認証型「カーボンフットプリント包括算定制度」開始のお知らせ

  • 2022-01-31

SuMPO第三者認証型「カーボンフットプリント包括算定制度」開始のお知らせ

〜カーボンニュートラル時代の共通言語、「カーボンフットプリント」の計画的・効率的導入をお手伝いします~


一般社団法人サステナブル経営推進機構(東京都千代田区、代表理事:壁谷武久、以下、「SuMPO(さんぽ)」という。)は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、その指標となる「カーボンフットプリント」の加速度的導入促進を支援するため、本日2022131日に「カーボンフットプリント包括算定制度」を開始し、事業者の皆様からの認証審査の申請受付を開始いたします。

SuMPOでは、LCA手法を使った「カーボンフットプリント」に関する算定ルールの策定支援、算定結果の第三者評価、検証員の育成等、国内での長年の実績と信頼、さらには中立にして公平・公正な立場から、計画的かつ効率的なカーボンフットプリントの算定を可能とする「第三者審査型カーボンフットプリント包括算定制度」の開発を昨年開始し、さらに大日本印刷株式会社および住友ベークライト株式会社と共同して本制度の実証を進めてまいりました。

民間主導での「カーボンフットプリント」の普及を加速させるとともに、製品・サービス領域でのCO2排出量および削減効果の情報開示などを「カーボンニュートラル時代」の有用な指標として育て、いずれは海外市場にも通用しうる我が国固有のスタンダードとしての成長を目指して邁進してまいります。

また、このチャレンジは、先に発表したSuMPO/カーボンニュートラル・イニシアティブで提言した「2030年カーボン価値実感社会」構築の目標に向けた第一歩として関係者の理解醸成を得ながら推進してまいります。

近時、カーボンニュ-トラル実現への対応やESG投資の進展に伴い、企業においてはサプライチェーン全体を含めた全社的なカーボンマネジメントの機運が高まっています。

また、こうした企業の多くは気候変動を長期的経営リスクと捉え、TCFDSBTなどの様々な国際的なイニシアティブにも熱心に取り組み、自ら「カーボンニュートラル宣言」、あるいは具体的な「CO2削減計画」を公開するなど先行的な取り組みを進めております。そうした背景をもとに、自社の製品・サービスに関するカーボンフットプリントの公開によりマルチステークホルダーへの積極的な開示へと具体的な行動に移行しているものと思われます。

今般、こうした流れを受け、自社にて算定したLCAに基づくライフサイクルCO2排出量(カーボンフットプリント)を内部で検証し、顧客との個別取引におけるカーボンフットプリントの要求にタイムリーに応えるための社内システムを構築し、これについて第三者の認証を受けることで自社で取り扱うすべての製品・サービス領域をカバーできる信頼性の高いカーボンフットプリントの算定、提供を行うことを可能とした制度運営を開始いたしました。

今後、すでに相談を受けている数社の企業様はじめ、同様のニーズを有する企業様等との対話を進め、共創型で進める(将来的には、SuMPO/カーボンニュートラル・イニシアティブを共同体として形成予定)ことで制度の信頼性を高めて参りますので、もし、関心などございましたら下記の問い合わせ先へのお問合せをお待ちしています。


<具体的なサービスの内容>
     企業内部のカーボンフットプリント算定ガイドライン(CFPガイド)の策定支援
     CFPガイドに基づく内部運用支援・サーベイランス
     内部検証員認定支援
     システム認証
  可能な限りLCAに関する取り組みの内部リソース(算定実績等)をもとに構築



本制度の詳細および、システム認証のご申請は下記のサイトよりお入りください。

第三者審査型カーボンフットプリント包括算定制度:
https://sumpo.or.jp/news/cfp_houkatsusantei.html


【本件に関する問い合わせ先】
一般社団法人サステナブル経営推進機構
担当:カーボンニュートラル事業部 神崎、戸川、鶴田
TEL03-5209-7825
e-mailcn@sumpo.or.jp
https://sumpo.or.jp