第8回エコプロアワード 受賞事例発表

第8回エコプロアワード 受賞事例発表

 エコプロアワードは、日本市場において事業者・消費者・投資家、さらには市場関係者等から評価が高く、サステナブルデザイン(環境配慮をはじめとしたSXに資する取り組みやそれが組み込まれた製品・サービス・技術・ソリューション・ビジネスモデル等)を表彰することで、これらのさらなる開発・普及促進を図り、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)の実現を目指す表彰制度で、2018年に設立されました。
 

 第8回目となる今回は53件の応募があり、選考委員会(委員長:醍醐市朗、東京大学先端科学技術研究センター准教授)と審査委員会(委員長:梅田靖、東京大学大学院教授)における厳正なる審査の結果、以下の候補が選出され、最も優れた表彰候補5件が、財務大臣賞、農林水産大臣賞、経済産業大臣賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞に、また、大臣賞に次いで優れた表彰候補5件が優秀賞に、さらに、今後の取り組みが期待される10件を奨励賞に決定しました。

 
 今回の受賞案件では、サーキュラーエコノミーとカーボンニュートラルへの転換を目指したハイブリッドな酒造りや建設副産物の循環回収システム、アップサイクルによるフードロス削減、省エネ性能と省資源、労働力不足の解決に向けたデジタルサイネージ技術、直感的に理解できる環境情報コミュニケーション手法、生物多様性の保全、水資源の消費抑制システム等、多分野において優れた活動が評価されました。これらの素晴らしい取り組みが、本エコプロアワードの表彰によりさらに普及・発展していくことを期待しています。

 
 なお、12月12日に日本経済新聞社が主催する環境展示会「エコプロ2025」の特設ステージにて表彰式を開催いたします。

財務大臣賞 十山株式会社/井川蒸溜所
大自然の恵みを詰込んだウイスキーを製造販売~南アルプス井川蒸溜所の挑戦~
十山株式会社は国内最大規模の山林24,430haを所有し、その大自然の中に井川蒸溜所を構えています。南アルプスユネスコエコパークや自然共生サイトに認定された地域で、CO2フリー電力を活用し、モルト粕を飼料やコースターに再利用するなど循環型の取組を推進。さらに、自社林に自生するミズナラ古木を伐採・活用し、ウイスキー樽に加工することで高品質な熟成を実現するとともにCO2固定にも寄与しています。井川山林のCO2吸収量をJクレジット化し、蒸溜所のGHG排出量を相殺することで、カーボンフリー蒸溜所を実現。環境・社会・経済の各面で持続可能性を高める挑戦を進めています。
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農林水産大臣賞 ASTRA FOOD PLAN株式会社
過熱蒸煎機とぐるりこ®で“もったいない”を“おいしい”に変える。かくれフードロス削減の循環型フードシステム

国内で年間約 472 万トン発生するフードロスは、主に家庭や小売、外食産業での食品廃棄を指します。一方、ASTRA FOOD PLAN が取り組む「かくれフードロス」は、食品工場で発生する野菜端材や飲料の搾りかすなど、未利用の食品残さ(約 2000万トン)を指します。過熱水蒸気技術を活用した『過熱蒸煎機』により、これらを高栄養価な食品パウダー「ぐるりこ®」へとアップサイクルし、廃棄量とCO₂排出の削減、企業の処理コスト低減を実現。環境負荷の低減と経済性の両立を目指し、循環型フードシステムを構築しています。

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経済産業大臣賞 シャープ株式会社
環境の配慮にこだわった電子ペーパーディスプレイ「ePoster(イーポスター)」シリーズ

デジタルサイネージが普及している現在も、紙ポスターの需要は続いています。しかしながら、紙ポスターはエネルギー資源や人的資源の両面から環境負荷が高く、デジタルサイネージは電力消費が多く、電気代高騰も大きな社会的な課題となっています。そこで、弊社は、デジタルサイネージによる「人々の便利でより豊かな持続可能な社会の実現」と「エネルギー消費電力量の大幅削減」の両立を課題として、表示の書換え以外で電力を使用しない圧倒的な低消費電力の実現と紙ポスターのように貼り換えの手間が不要な全く新しいデジタルサイネージ機器として、電子ペーパーディスプレイ「ePoster(イーポスター)」を開発し、新たに市場に導入しました。

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国土交通大臣賞 大成建設株式会社/日本通運株式会社
「建設副産物巡回回収システム」の構築による建材サーキュラーエコノミーの実現に向けた取組

大成建設㈱と日本通運㈱は、従来埋立処理されていた不燃系建材端材を建材メーカー工場で製品原料として再資源化することを目的に建材端材を効率的に回収できる「建設副産物巡回回収システム」を構築した。このシステムにより従来困難であった建材端材の水平リサイクルと運搬車両削減による CO2排出量の削減が達成された。また、環境配慮型トラックの導入や長距離運搬における鉄道等を利用したモーダルシフトによる更なる低炭素化を目指している。さらに本システムを開かれた仕組みとして同業他社の参画を促し、再資源化量の拡大と荷量確保による安定的な運用体制を確立するとともに建設業界全体のサーキュラーエコノミーの実現に取り組んでいる。

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環境大臣賞 Earth hacks 株式会社
「脱炭素化した方が商品が売れる。商品が売れるから脱炭素化が進む。」の好循環を生み出す“デカボスコア”

「脱炭素化した方が商品が売れる。商品が売れるから脱炭素化が進む。」の好循環を生み出す “デカボスコア”
SX 実現に寄与する為、商品を選ぶ際の新しい基準のひとつに「脱炭素性能」を加えるべく、企業等の努力に伴う CFPの削減率を可視化。生活者を主役として脱炭素社会を実現すべく、選択に伴う貢献をわかりやすく表現。サービス提供開始から 3年弱、導入企業は250社超、導入商品は 900超となった。メーカーのみならず、官公庁/自治体・流通事業者と協働し、デカボスコアを活用した売場を複数展開。結果として、デカボスコア表示を行った商品は有意に売上を伸長。平易で誤解を与えづらい表示方法から、買い物客や販売員からの評価も高い。

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財務大臣賞
十山株式会社/井川蒸溜所
大自然の恵みを詰込んだウイスキーを製造販売~南アルプス井川蒸溜所の挑戦~
十山株式会社は国内最大規模の山林24,430haを所有し、その大自然の中に井川蒸溜所を構えています。南アルプスユネスコエコパークや自然共生サイトに認定された地域で、CO2フリー電力を活用し、モルト粕を飼料やコースターに再利用するなど循環型の取組を推進。さらに、自社林に自生するミズナラ古木を伐採・活用し、ウイスキー樽に加工することで高品質な熟成を実現するとともにCO2固定にも寄与しています。井川山林のCO2吸収量をJクレジット化し、蒸溜所のGHG排出量を相殺することで、カーボンフリー蒸溜所を実現。環境・社会・経済の各面で持続可能性を高める挑戦を進めています。
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農林水産大臣賞
ASTRA FOOD PLAN株式会社
過熱蒸煎機とぐるりこ®で“もったいない”を“おいしい”に変える。かくれフードロス削減の循環型フードシステム
国内で年間約 472 万トン発生するフードロスは、主に家庭や小売、外食産業での食品廃棄を指します。一方、ASTRA FOOD PLAN が取り組む「かくれフードロス」は、食品工場で発生する野菜端材や飲料の搾りかすなど、未利用の食品残さ(約 2000万トン)を指します。過熱水蒸気技術を活用した『過熱蒸煎機』により、これらを高栄養価な食品パウダー「ぐるりこ®」へとアップサイクルし、廃棄量とCO₂排出の削減、企業の処理コスト低減を実現。環境負荷の低減と経済性の両立を目指し、循環型フードシステムを構築しています。
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経済産業大臣賞
シャープ株式会社
環境の配慮にこだわった電子ペーパーディスプレイ「ePoster(イーポスター)」シリーズ
デジタルサイネージが普及している現在も、紙ポスターの需要は続いています。しかしながら、紙ポスターはエネルギー資源や人的資源の両面から環境負荷が高く、デジタルサイネージは電力消費が多く、電気代高騰も大きな社会的な課題となっています。そこで、弊社は、デジタルサイネージによる「人々の便利でより豊かな持続可能な社会の実現」と「エネルギー消費電力量の大幅削減」の両立を課題として、表示の書換え以外で電力を使用しない圧倒的な低消費電力の実現と紙ポスターのように貼り換えの手間が不要な全く新しいデジタルサイネージ機器として、電子ペーパーディスプレイ「ePoster(イーポスター)」を開発し、新たに市場に導入しました。
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国土交通大臣賞
大成建設株式会社/日本通運株式会社
「建設副産物巡回回収システム」の構築による建材サーキュラーエコノミーの実現に向けた取組
大成建設㈱と日本通運㈱は、従来埋立処理されていた不燃系建材端材を建材メーカー工場で製品原料として再資源化することを目的に建材端材を効率的に回収できる「建設副産物巡回回収システム」を構築した。このシステムにより従来困難であった建材端材の水平リサイクルと運搬車両削減による CO2排出量の削減が達成された。また、環境配慮型トラックの導入や長距離運搬における鉄道等を利用したモーダルシフトによる更なる低炭素化を目指している。さらに本システムを開かれた仕組みとして同業他社の参画を促し、再資源化量の拡大と荷量確保による安定的な運用体制を確立するとともに建設業界全体のサーキュラーエコノミーの実現に取り組んでいる。
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環境大臣賞
Earth hacks 株式会社
「脱炭素化した方が商品が売れる。商品が売れるから脱炭素化が進む。」の好循環を生み出す“デカボスコア
「脱炭素化した方が商品が売れる。商品が売れるから脱炭素化が進む。」の好循環を生み出す “デカボスコア”
SX 実現に寄与する為、商品を選ぶ際の新しい基準のひとつに「脱炭素性能」を加えるべく、企業等の努力に伴う CFPの削減率を可視化。生活者を主役として脱炭素社会を実現すべく、選択に伴う貢献をわかりやすく表現。サービス提供開始から 3年弱、導入企業は250社超、導入商品は 900超となった。メーカーのみならず、官公庁/自治体・流通事業者と協働し、デカボスコアを活用した売場を複数展開。結果として、デカボスコア表示を行った商品は有意に売上を伸長。平易で誤解を与えづらい表示方法から、買い物客や販売員からの評価も高い。
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優秀賞 株式会社エコファクトリー
雨水を再資源化する無動力純水システム「ecowinウォーター」
〜CO2ゼロ・電力ゼロで実現する、防災・省エネ・循環型社会のグリーンインフラ〜

ecowinウォーター®は、雨水を無動力で純水化する独自のグリーンテックにより、新たな水資源として活用するイノベーション技術です。平常時は、各種純水洗浄はもとより、空調室外機冷却や中水利用として、災害時は様々な生活用水として活用できる、持続可能社会を具現化する防災減災対応型の革新的システムです。CO2排出ゼロで稼働し、省エネ・脱炭素・流域治水にも貢献。特に純水ミストによる空調冷却は電力使用を約10%削減し、エネルギーコスト高騰への対策として注目されています。教育・地域共助にも活用され、自治体や民間施設での導入が進行中。さらにバングラデシュなど複数国でプロジェクトが進んでおり、JCM等の環境制度との連携による国際的な展開も見据えています。ecowinウォーターは、持続可能な地域と地球の未来をつなぐサステナブルな水循環モデルです。

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優秀賞 つな木プロジェクト(株式会社日建設計|Nikken Wood Lab/三進金属工業株式会社/株式会社長谷萬)
国産木材を利用した木質ユニットで森と木と人を豊かにつなぐ「つな木」

日本の国土の約7割を占める森林は、豊かな恵みをもたらします。大切な森林を、サステナブルな姿で未来に残す為には森の木材を資源として活用し、循環させる必要があります。「つな木」はそのための小さな取り組みです。地域の国産木材を金具でつなぎ合わせて自由に空間を作れる組み立てキットが「つな木」です。誰でも簡単に組み立てられことができ、普段の生活や特別なイベント、非常事態にも、その時に必要な空間を、自分たちの手でつくることができます。木を使い続けることが、木材資源の循環をうながし、森林の健全な働きを維持することにつながります。「つな木」が木と人を豊かにつないでいく、そんな未来をわたしたちは描いています。

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優秀賞 株式会社ファミリーマート
ファミマフードドライブ

ファミマフードドライブは、ご家庭にある食べきれない食品を店舗にお寄せいただき、地域でこども食堂などの活動を行う NPO などの協力パートナーを通じて、支援が必要な方々にお届けする地域の食支援及び食品ロスの削減につながる取り組みです。全国に店舗があるファミリーマートを回収拠点とすることで、地域の皆さまに、気軽に社会貢献活動に参加していただくことができます。現在、全国 47都道府県 4,647店舗(2025 年 7 月末時点)、協力パートナー数は644団体となっておりフードドライブのネットワークとしては国内最大規模となっており、お寄せいただいた食品の累計は 2025年2月末までで402.9トンになりました。

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優秀賞 株式会社やましたグリーン
「植木の里親」「もらえる植物園」が紡ぐ植物のセカンドライフ〜家族の想いを乗せて緑を未来へ〜

「植木の里親」と「もらえる植物園」は、家族の思いが込められた植物を回収・再生・譲渡して廃棄を減らし、緑を未来へつなぐ取り組みです。育て手と新たな里親双方から運搬・植栽費用をいただくことで経済性を確保しつつ、持続可能なビジネスモデルを築いています。地域や行政との連携を通じて社会的つながりを育み、植物に宿るストーリーを共有し、人々と緑の絆を深め、コミュニティの活性化に貢献します。廃棄削減と社会価値の創出を両立した独創性が、多様な主体を巻き込みながら環境意識向上を促す力となっています。庭じまいが広がる社会において造園技術を活かした新たなビジネスを創出し、この領域の未来を拓く試みに挑戦しています。

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優秀賞 ヨシケイ開発株式会社/ヨシケイグループ
食品ロス&CO2 のダブル削減でエコプロを実現

その日の夕食に必要な食材を必要な人数分お届けするミールキットを受注生産方式にて販売しています。ミールキット自体が家庭で使い切れずに廃棄される野菜や調味料等の食材や生ごみを削減できる仕組みとなっており、これまでの全メニューコース累計販売食数は約29億食(2024年6月現在)。全国約50万世帯の家庭で使い切れずに廃棄される食材や生ごみの削減に貢献しています。また、食材は自社の担当スタッフが「手渡し」を基本にお届けしていますが、1985年より留守しがちで希望するお宅には、鍵付き宅配ボックス「あんしん BOX」の貸出しを開始しました。この取り組みにより再配達ゼロを実現し、全国約4,700台の配達車による CO2削減に大きく貢献しました。

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優秀賞
株式会社エコファクトリー
雨水を再資源化する無動力純水システム「ecowinウォーター」
〜CO2ゼロ・電力ゼロで実現する、防災・省エネ・循環型社会のグリーンインフラ〜
ecowinウォーター®は、雨水を無動力で純水化する独自のグリーンテックにより、新たな水資源として活用するイノベーション技術です。平常時は、各種純水洗浄はもとより、空調室外機冷却や中水利用として、災害時は様々な生活用水として活用できる、持続可能社会を具現化する防災減災対応型の革新的システムです。CO2排出ゼロで稼働し、省エネ・脱炭素・流域治水にも貢献。特に純水ミストによる空調冷却は電力使用を約10%削減し、エネルギーコスト高騰への対策として注目されています。教育・地域共助にも活用され、自治体や民間施設での導入が進行中。さらにバングラデシュなど複数国でプロジェクトが進んでおり、JCM等の環境制度との連携による国際的な展開も見据えています。ecowinウォーターは、持続可能な地域と地球の未来をつなぐサステナブルな水循環モデルです。
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優秀賞
つな木プロジェクト(株式会社日建設計|Nikken Wood Lab/三進金属工業株式会社/株式会社長谷萬)
国産木材を利用した木質ユニットで森と木と人を豊かにつなぐ「つな木」
日本の国土の約7割を占める森林は、豊かな恵みをもたらします。大切な森林を、サステナブルな姿で未来に残す為には森の木材を資源として活用し、循環させる必要があります。「つな木」はそのための小さな取り組みです。地域の国産木材を金具でつなぎ合わせて自由に空間を作れる組み立てキットが「つな木」です。誰でも簡単に組み立てられことができ、普段の生活や特別なイベント、非常事態にも、その時に必要な空間を、自分たちの手でつくることができます。木を使い続けることが、木材資源の循環をうながし、森林の健全な働きを維持することにつながります。「つな木」が木と人を豊かにつないでいく、そんな未来をわたしたちは描いています。
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優秀賞
株式会社ファミリーマート
ファミマフードドライブ
ファミマフードドライブは、ご家庭にある食べきれない食品を店舗にお寄せいただき、地域でこども食堂などの活動を行う NPO などの協力パートナーを通じて、支援が必要な方々にお届けする地域の食支援及び食品ロスの削減につながる取り組みです。全国に店舗があるファミリーマートを回収拠点とすることで、地域の皆さまに、気軽に社会貢献活動に参加していただくことができます。現在、全国 47都道府県 4,647店舗(2025 年 7 月末時点)、協力パートナー数は644団体となっておりフードドライブのネットワークとしては国内最大規模となっており、お寄せいただいた食品の累計は 2025年2月末までで402.9トンになりました。
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優秀賞
株式会社やましたグリーン
「植木の里親」「もらえる植物園」が紡ぐ植物のセカンドライフ〜家族の想いを乗せて緑を未来へ〜
「植木の里親」と「もらえる植物園」は、家族の思いが込められた植物を回収・再生・譲渡して廃棄を減らし、緑を未来へつなぐ取り組みです。育て手と新たな里親双方から運搬・植栽費用をいただくことで経済性を確保しつつ、持続可能なビジネスモデルを築いています。地域や行政との連携を通じて社会的つながりを育み、植物に宿るストーリーを共有し、人々と緑の絆を深め、コミュニティの活性化に貢献します。廃棄削減と社会価値の創出を両立した独創性が、多様な主体を巻き込みながら環境意識向上を促す力となっています。庭じまいが広がる社会において造園技術を活かした新たなビジネスを創出し、この領域の未来を拓く試みに挑戦しています。
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優秀賞
ヨシケイ開発株式会社/ヨシケイグループ
食品ロス&CO2 のダブル削減でエコプロを実現
その日の夕食に必要な食材を必要な人数分お届けするミールキットを受注生産方式にて販売しています。ミールキット自体が家庭で使い切れずに廃棄される野菜や調味料等の食材や生ごみを削減できる仕組みとなっており、これまでの全メニューコース累計販売食数は約29億食(2024年6月現在)。全国約50万世帯の家庭で使い切れずに廃棄される食材や生ごみの削減に貢献しています。また、食材は自社の担当スタッフが「手渡し」を基本にお届けしていますが、1985年より留守しがちで希望するお宅には、鍵付き宅配ボックス「あんしん BOX」の貸出しを開始しました。この取り組みにより再配達ゼロを実現し、全国約4,700台の配達車による CO2削減に大きく貢献しました。
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奨励賞 株式会社エフピコ
「エフピコ方式のリサイクル」の歴史とポリスチレンの完全循環に向けて

エフピコグループは、スーパーマーケットなどに設置された回収拠点から使用済み食品トレーなどを回収し再利用しています。食品トレーには、白色と色柄付きの発泡トレーがあり、一般家庭から排出される使用済みの白色発泡トレーは再び食品トレーにリサイクルされていますが、一方で、色柄付き発泡トレーはリサイクルした際に再生ペレットが黒色のため、ハンガーなど別の日用雑貨品に再生利用されていました。この課題に対してエフピコはDICと協業し、DICが2022年8月に溶解分離リサイクル技術を開発し、エフピコの黒色の再生PS ペレットの着色成分を溶解・分離させ透明PSに再生することで、トレーからトレーへの水平リサイクルを実現しました。

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奨励賞 FYS 株式会社
プラスチックハンガーを、従来の廃棄型ではなく、弊社の循環型スキーム(APRES)により、廃棄処分することなく、循環型にして環境負荷を軽減する。

アパレル業界の洋服流通段階で使用されるプラスチックハンガーを廃棄することなく循環型を目指し弊社が提案する循環型スキーム(APRES(アプレス))をアパレル業界内に普及させるべく7年前から活動しております。アパレル業界において一般的な流通ハンガーの扱いは、おおよそ次の通りです。ハンガーに掛けられて店頭到着した洋服から流通ハンガーを外し、陳列用の店頭オリジナルハンガーに掛け替え、外された流通ハンガーは不用となり、それぞれの方法で廃棄処分されております。これを廃棄処分ではなく循環型リユース・リサイクルすることで廃プラを削減し結果的にCO2の排出量を減らし環境負荷の軽減を僅かながらも実行しております。

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奨励賞 キヤノン株式会社
ライフサイクル全体で持続可能な社会の実現に貢献するA3カラーLBP

A3カラーレーザープリンター(Satera LBP810シリーズ)は製品ライフサイクル全体(原材料/生産/流通/使用・維持/廃棄・リサイクル)で環境対応を進めています。具体的に『原材料』は本体・電気部品・カートリッジなどの小型軽量化、『生産』は生産ラインの工程改善による省電力化、『流通』は小型化による輸送効率化、『使用・維持』は稼働時/待機時電力の省電力化、『廃棄・リサイクル』は LBP810シリーズ以外の製品との部品共通化によるリユース促進/カートリッジの部品リユースおよびクローズドリサイクルの促進など、独自技術により CO2排出量削減を実現しています。Satera LBP810シリーズは、製品ライフサイクル全体で持続可能な社会の実現に貢献する製品です。

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奨励賞 株式会社コネプラ
GOKINJO ちょうど良いつながりをベースにサステナブルな社会を実現

GOKINJOは、「ちょうど良いご近所付き合いができる社会をつくる」をミッションに、デジタル(住民専用アプリ)とリアル(現地イベント)を併用したサービスを提供しています。環境面では、住民間の不用品シェアリングによるリユースを促進し、環境教育イベントの開催、生物多様性のモニタリング活動を通じて、環境保護を推進しています。社会面では、地域の商店街や企業と連携し地域活性化を促進し、大学や他社との共同研究を通じてコミュニティや防災に関する知見を広く社会に活用しています。経済面では、創業から3年で、大手ディベロッパーを中心に約50件で採用され、2024年度は受注目標を 120%達成予定です。

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奨励賞 株式会社山岸竹材店
持続可能な竹文化を次世代へ繋げる

当社は明治27年の創業以来、131年にわたり日本唯一の虎斑竹を中心に 100%国産竹を使用した製品を製造・販売しており、竹林を育成・管理し、農薬や化学物質を一切使わず、環境に優しいものづくりを徹底しています。竹は成長が早く、樹木よりも多くの CO2を吸収する持続可能な天然資源です。私たちは竹林が有効に活用されずに朽ちていく問題として「バンブーロス」という考えを提案しており、竹端材から消臭・調湿効果の高い竹炭を製造することで資源の有効活用を進めています。その他にも竹細工など多彩な製品開発を行い多くのお客様にご愛用いただいており、竹文化や職人の伝統技術を次世代へ繋ぎ持続可能な未来を目指しています。

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奨励賞 株式会社 竹中工務店
ドローンを使ったAIによるタイル浮きの自動判定システム【スマートタイルセイバー】」

外壁タイルの浮き判定は直接ハンマー打診、もしくは赤外線で外壁タイルの撮影を行い、いずれも技術者判断で判定している。今回、AIでタイル浮き自動判定技術を開発した(スマートタイルセイバー)利点は5つ、①属人性なし、②赤外線写真でタイル割を作成、③一枚毎の浮き判定可能、④タイル割と浮き部分をデータ表示、⑤タイル浮き割合の明確化。更に高層住宅はドローン撮影で足場やブランコ調査を不要とし、足場材料運搬低減に伴うGHG削減効果が高い。更に解析時間37%、報告書作成時間85%の短縮が図れ、赤外線目視判定時のコスト比較で 3割以上低減(BELCA経済評価認定)した。検査頻度向上が図れ、建物長寿命化により環境負荷低減が図れる。

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奨励賞 東急建設株式会社
低炭素化を促進する CO2 建材データベース「CMCOS(コムコス)」

CO2建材データベース「CMCOS(コムコス)」は、ウェブ上に提供・公開することで、低炭素建材を求める利用者(設計者や施工者など)と、それを開発・提供している建材メーカーを迅速にマッチングさせ、低炭素建材の採用・開発・普及を促進します。これにより建物で大きな比率を占める建材製造時のCO2排出量が削減できるため、建設業界全体のCO2削減に大きく貢献し、社会的にはCO2削減に前向きなステークフォルダー同士を結び付けるため、低炭素建材の採用や普及に相乗効果が期待できます。また、CO2意識の低い設計者やメーカーに対しても、先行者の動向が可視化されるので、CO2削減意識に対して業界全体の底上げができ、今後の低CO2建材市場の拡大が期待できます。

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奨励賞 ニチアス株式会社
省エネ診断システム「Thermofit®

Thermofit®は、プラントや工場の保温材から発生する熱ロス量を特定し、適切な対策ができる省エネ診断システムです。サーモグラフィカメラによる現場の熱ロス箇所が『見える』、測定結果からCO2排出量や保温材補修後の経済効果が『わかる』、弊社の工事部隊による適切な施工で『対策できる』、この3つをワンストップで対応いたします。
2つのプラン診断Proと診断Liteをご用意しており、お客様のニーズに合わせて選択可能です。Proはドローンなどの高性能機器を使った測定や劣化箇所のマップ化まで詳細な診断を、Liteは弊社のオリジナル機器を使った簡易的な測定で報告書の作成を迅速に行います。

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奨励賞 ブラザー工業株式会社
コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO による脱炭素社会への貢献

脱炭素社会の実現に向けて、自動車業界ではEV車へのシフトが加速し、EV固有部品の需要が増加しています。今回開発した30番マシニングセンタ(以下、MC)「SPEEDIO」は、協調制御や暖機運転レス機能を備え、従来の30番MCに比べて46%の消費電力削減を実現します。また、EV固有部品の大型化により、40番機で加工されているため、省エネ性や生産性の悪化が課題です。SPEEDIOは外形寸法を維持しつつY・Z軸の加工スペースを拡張し、EV車主要部品の70%以上をカバーします。40番MCと比べて消費電力は89%削減、経済性は1/3となり、自動車業界の脱炭素社会実現に貢献します。

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奨励賞 モリリン株式会社
bottlium×MocoFilo ~5W1H が可視化できるマテリアルリサイクル原着糸~

ペットボトル自動回収機を製造販売しているトムラ・ジャパン(株)と協業し、キャップとラベルを外し、軽くゆすいだものだけが入る回収機で集まったボトルのみで繊維化しています。この回収機は日本全国のスーパーなどに 1800台以上導入されており、ポイント付与の特典から 400万人の生活者と連携し、能動的にボトルが大量に集まります。長野県の再生エネルギー100%稼働の工場でペレット化しますが、当工場ではボトル洗浄時に薬品を一切使わない水洗浄し、この洗浄水を濾過して再利用して水資源を守りながらペレットを作っています。このペレットを使用し、当社は原着PE100%の長繊維bottliumを製造販売しています。

受賞案件の詳細(bottlium)
受賞案件の詳細(MocoFilo)
奨励賞
株式会社エフピコ
「エフピコ方式のリサイクル」の歴史とポリスチレンの完全循環に向けて
エフピコグループは、スーパーマーケットなどに設置された回収拠点から使用済み食品トレーなどを回収し再利用しています。食品トレーには、白色と色柄付きの発泡トレーがあり、一般家庭から排出される使用済みの白色発泡トレーは再び食品トレーにリサイクルされていますが、一方で、色柄付き発泡トレーはリサイクルした際に再生ペレットが黒色のため、ハンガーなど別の日用雑貨品に再生利用されていました。この課題に対してエフピコはDICと協業し、DICが2022年8月に溶解分離リサイクル技術を開発し、エフピコの黒色の再生PS ペレットの着色成分を溶解・分離させ透明PSに再生することで、トレーからトレーへの水平リサイクルを実現しました。
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奨励賞
FYS 株式会社
プラスチックハンガーを、従来の廃棄型ではなく、弊社の循環型スキーム(APRES)により、廃棄処分することなく、循環型にして環境負荷を軽減する。
アパレル業界の洋服流通段階で使用されるプラスチックハンガーを廃棄することなく循環型を目指し弊社が提案する循環型スキーム(APRES(アプレス))をアパレル業界内に普及させるべく7年前から活動しております。アパレル業界において一般的な流通ハンガーの扱いは、おおよそ次の通りです。ハンガーに掛けられて店頭到着した洋服から流通ハンガーを外し、陳列用の店頭オリジナルハンガーに掛け替え、外された流通ハンガーは不用となり、それぞれの方法で廃棄処分されております。これを廃棄処分ではなく循環型リユース・リサイクルすることで廃プラを削減し結果的にCO2の排出量を減らし環境負荷の軽減を僅かながらも実行しております。
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奨励賞
キヤノン株式会社
ライフサイクル全体で持続可能な社会の実現に貢献するA3カラーLBP
A3カラーレーザープリンター(Satera LBP810シリーズ)は製品ライフサイクル全体(原材料/生産/流通/使用・維持/廃棄・リサイクル)で環境対応を進めています。具体的に『原材料』は本体・電気部品・カートリッジなどの小型軽量化、『生産』は生産ラインの工程改善による省電力化、『流通』は小型化による輸送効率化、『使用・維持』は稼働時/待機時電力の省電力化、『廃棄・リサイクル』は LBP810シリーズ以外の製品との部品共通化によるリユース促進/カートリッジの部品リユースおよびクローズドリサイクルの促進など、独自技術により CO2排出量削減を実現しています。Satera LBP810シリーズは、製品ライフサイクル全体で持続可能な社会の実現に貢献する製品です。
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奨励賞
株式会社コネプラ
GOKINJO ちょうど良いつながりをベースにサステナブルな社会を実現
GOKINJOは、「ちょうど良いご近所付き合いができる社会をつくる」をミッションに、デジタル(住民専用アプリ)とリアル(現地イベント)を併用したサービスを提供しています。環境面では、住民間の不用品シェアリングによるリユースを促進し、環境教育イベントの開催、生物多様性のモニタリング活動を通じて、環境保護を推進しています。社会面では、地域の商店街や企業と連携し地域活性化を促進し、大学や他社との共同研究を通じてコミュニティや防災に関する知見を広く社会に活用しています。経済面では、創業から3年で、大手ディベロッパーを中心に約50件で採用され、2024年度は受注目標を 120%達成予定です。
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奨励賞
株式会社山岸竹材店
持続可能な竹文化を次世代へ繋げる
当社は明治27年の創業以来、131年にわたり日本唯一の虎斑竹を中心に 100%国産竹を使用した製品を製造・販売しており、竹林を育成・管理し、農薬や化学物質を一切使わず、環境に優しいものづくりを徹底しています。竹は成長が早く、樹木よりも多くの CO2を吸収する持続可能な天然資源です。私たちは竹林が有効に活用されずに朽ちていく問題として「バンブーロス」という考えを提案しており、竹端材から消臭・調湿効果の高い竹炭を製造することで資源の有効活用を進めています。その他にも竹細工など多彩な製品開発を行い多くのお客様にご愛用いただいており、竹文化や職人の伝統技術を次世代へ繋ぎ持続可能な未来を目指しています。
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奨励賞
株式会社 竹中工務店
ドローンを使ったAIによるタイル浮きの自動判定システム【スマートタイルセイバー】」
外壁タイルの浮き判定は直接ハンマー打診、もしくは赤外線で外壁タイルの撮影を行い、いずれも技術者判断で判定している。今回、AIでタイル浮き自動判定技術を開発した(スマートタイルセイバー)利点は5つ、①属人性なし、②赤外線写真でタイル割を作成、③一枚毎の浮き判定可能、④タイル割と浮き部分をデータ表示、⑤タイル浮き割合の明確化。更に高層住宅はドローン撮影で足場やブランコ調査を不要とし、足場材料運搬低減に伴うGHG削減効果が高い。更に解析時間37%、報告書作成時間85%の短縮が図れ、赤外線目視判定時のコスト比較で 3割以上低減(BELCA経済評価認定)した。検査頻度向上が図れ、建物長寿命化により環境負荷低減が図れる。
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奨励賞
東急建設株式会社
低炭素化を促進する CO2 建材データベース「CMCOS(コムコス)」
CO2建材データベース「CMCOS(コムコス)」は、ウェブ上に提供・公開することで、低炭素建材を求める利用者(設計者や施工者など)と、それを開発・提供している建材メーカーを迅速にマッチングさせ、低炭素建材の採用・開発・普及を促進します。これにより建物で大きな比率を占める建材製造時のCO2排出量が削減できるため、建設業界全体のCO2削減に大きく貢献し、社会的にはCO2削減に前向きなステークフォルダー同士を結び付けるため、低炭素建材の採用や普及に相乗効果が期待できます。また、CO2意識の低い設計者やメーカーに対しても、先行者の動向が可視化されるので、CO2削減意識に対して業界全体の底上げができ、今後の低CO2建材市場の拡大が期待できます。
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奨励賞
ニチアス株式会社
省エネ診断システム「Thermofit®
Thermofit®は、プラントや工場の保温材から発生する熱ロス量を特定し、適切な対策ができる省エネ診断システムです。サーモグラフィカメラによる現場の熱ロス箇所が『見える』、測定結果からCO2排出量や保温材補修後の経済効果が『わかる』、弊社の工事部隊による適切な施工で『対策できる』、この3つをワンストップで対応いたします。
2つのプラン診断Proと診断Liteをご用意しており、お客様のニーズに合わせて選択可能です。Proはドローンなどの高性能機器を使った測定や劣化箇所のマップ化まで詳細な診断を、Liteは弊社のオリジナル機器を使った簡易的な測定で報告書の作成を迅速に行います。
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奨励賞
ブラザー工業株式会社
コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO による脱炭素社会への貢献
脱炭素社会の実現に向けて、自動車業界ではEV車へのシフトが加速し、EV固有部品の需要が増加しています。今回開発した30番マシニングセンタ(以下、MC)「SPEEDIO」は、協調制御や暖機運転レス機能を備え、従来の30番MCに比べて46%の消費電力削減を実現します。また、EV固有部品の大型化により、40番機で加工されているため、省エネ性や生産性の悪化が課題です。SPEEDIOは外形寸法を維持しつつY・Z軸の加工スペースを拡張し、EV車主要部品の70%以上をカバーします。40番MCと比べて消費電力は89%削減、経済性は1/3となり、自動車業界の脱炭素社会実現に貢献します。
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奨励賞
モリリン株式会社
bottlium×MocoFilo ~5W1H が可視化できるマテリアルリサイクル原着糸~
ペットボトル自動回収機を製造販売しているトムラ・ジャパン(株)と協業し、キャップとラベルを外し、軽くゆすいだものだけが入る回収機で集まったボトルのみで繊維化しています。この回収機は日本全国のスーパーなどに 1800台以上導入されており、ポイント付与の特典から 400万人の生活者と連携し、能動的にボトルが大量に集まります。長野県の再生エネルギー100%稼働の工場でペレット化しますが、当工場ではボトル洗浄時に薬品を一切使わない水洗浄し、この洗浄水を濾過して再利用して水資源を守りながらペレットを作っています。このペレットを使用し、当社は原着PE100%の長繊維bottliumを製造販売しています。
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