「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」の認証を大日本印刷株式会社と住友ベークライト株式会社が取得

  • 2022-08-10

「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」の認証を大日本印刷株式会社と住友ベークライト株式会社が取得

 SuMPOは、「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」にて、制度初となる大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:北島義斉、以下「DNP」という。)と住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦、以下「SB」という。)の2社を認証致しました。これにより、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、計画的かつ効率的なカーボンフットプリントの算定による情報開示がより一層促進されることを期待しております。
 近時、カーボンニュートラル、ESG評価への対応の観点から、Scope1(事業者自らによる温室効果ガスの直接排出)、Scope2(他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出)とともに、Scope3(Scope1、Scope2以外の間接排出)に関わるカーボンフットプリント(ライフサイクルCO2)の情報開示が積極的に求められております。それとともに数値の信頼性確保の需要も高まっており、調達・供給側双方で対応が急速に進展しています。
 SuMPOでは、こうした社会の要請に応えるために、DNP及びSBと共同して、自社で取り扱う製品・サービス領域をカバーできる信頼性の高いカーボンフットプリントの算定、提供を可能とする実証事業を行い、DNPは4月7日に、SBは8月2日に「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」の認証を致しました。
 これにより、自社の製品・サービスに関するカーボンフットプリントを、高い信頼性を担保しつつ計画的かつ効率的に、算定結果の公開が可能となります。これを基にカーボンニュートラル達成に向けた具体的な「CO2削減計画」などの経営判断が可能となり、削減に向けた戦略をマルチステークホルダーへ積極的に開示し、情報発信に活用できます。
 なお、2社の認証情報は、「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」の専用webサイトに掲載をしております。
 URL:https://sumpo.or.jp/scheme/list.html
 すでに各方面から引き合い等により、多数のお問い合わせをいただいておりますが、「カーボンニュートラル時代の共通言語」であるカーボンフットプリント、中立かつ公平・公正な機関としてさらなるサービスの強化を図ってまいります。ぜひ、加速度的かつ計画的なカーボンフットプリントの情報開示ツールとしてご活用いただき、カーボンニュートラル達成の一助にしていただければ幸いです。

<SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度とは>

 自社にて算定したLCAに基づくカーボンフットプリントを内部で検証し、顧客との個別取引におけるカーボンフットプリントの要求にタイムリーに応えるための社内カーボンフットプリント算定システムを認証する制度です。
 自社内に「ガイドライン」、「Internal PCR」、「内部検証員」を包含することにより、顧客との個別取引におけるカーボンフットプリントの要求にタイムリーに応えることが可能となります。また、SuMPOの中立にして公平・公正な立場と、これまでのLCA手法による「カーボンフットプリント」に関する算定ルールの策定支援、算定結果の第三者評価、検証員の育成等、国内での長年の実績と信頼に基づき開発をしておりますので、自社で取り扱うすべての製品・サービス領域をカバーできる信頼性の高いカーボンフットプリントの算定、情報開示が実現できます。

SuMPO/第三者認証制度カーボンフットプリント包括算定制度


 認証を取得することによって、次の便益を期待することができます。
・カーボンニュートラルへの目標達成の経過の把握と、製品・サービスを通じて計画的に情報発信が可能となります
・計画的にカーボンフットプリントの算定・検証・情報利活用が行えますので、ステークホルダーへ第三者承認済みの情報開示が効率的に行えます
・LCA手法に基づく定量情報の算定により、環境配慮設計(エコデザイン)の検討が可能となります
・すべての製品・サービス領域をカバーできる社内システムが構築できますので、運用コストのローコスト化が可能となります
・組織内に環境影響評価の仕組みが構築でき、様々な内部活用が可能となります

「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」に関する詳細URL:
https://sumpo.or.jp/news/cfp_houkatsusantei.html

 カーボンニュートラル達成に向け、その努力をカーボンフットプリントで見える化することにより、自社製品の環境性能をアピールできるとともに、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減に向けた新たな関係づくりやビジネスモデルの創出にご活用いただけます。本システム認証にご関心がございましたら、記事の最下部にございますお問い合わせ先からご連絡をお願いいたします。


■大日本印刷株式会社 概要

代表取締役社長:北島義斉
本社:東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
設立:1894(明治27)年1月19日
資本金:1,144億円(2022年3月31日現在)
事業内容:出版メディア/出版流通/マーケティング/BPO/情報セキュリティ/イメージングコミュニケーション/包装/生活空間関連/産業用高機能材/ディスプレイ関連製品/電子デバイス/飲料
HP URL:https://www.dnp.co.jp/

【関連リリース】

・2021年12月6日付「パッケージのライフサイクルCO2を算定するシステムの第三者認証取得へ」
 https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161796_1587.html
・2022年7月4日付「『ライフサイクルCO2認証システム』で医療・医薬向けパッケージの算定を開始」
 https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162790_1587.html

■住友ベークライト株式会社 概要

代表取締役社長:藤原一彦
本社:東京都品川区東品川二丁目5番8号 天王洲パークサイドビル
設立:1932年(昭和7年)1月25日
資本金:371億円
事業内容:半導体関連材料、高機能プラスチック、QOL関連製品
HP URL:https://www.sumibe.co.jp/


【本件に関するお問い合わせ先】

一般社団法人サステナブル経営推進機構
カーボンニュートラル事業部
以下のウェブフォームより問い合わせ下さい
https://ws.formzu.net/fgen/S21027334/