20200818_SuMPO/心豊かな未来ビジネスシンポ(オンライン形式) 開催報告
SuMPO サステナブル経営推進機構
「SuMPO/心豊かな未来ビジネスシンポ」
~ サステナブル経営で描く新しい経済の形 ~ 開催報告
この度は、「心豊かな未来ビジネスシンポ~ サステナブル経営で描く新しい経済の形 ~」に多数の方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
SuMPO(一般社団法人サステナブル経営推進機構)では、「心豊かな未来」を実現するために、「企業経営」の立場から「サステナブル経営」のあり方を模索し、これを広く国内外に普及していくことを考えています。現状の経済は、我々人類が作った社会システムの中で成り立ち、その社会システムの多くは自然からの恵みで維持されてきました。しかしながら、地球資源に依存した我々の社会システムは、あらゆる領域で自然の持つキャパシティを超え、現代社会のみならず、未来社会にまで負担を科す厳しい状況にあります。
そこで、本セミナーでは「SDGsが生み出す未来のビジネス」の著者、水野雅弘氏から経済活動と自然環境の「間」に生じた社会課題を改善していくための、これからのビジネスのフレームワークについてご紹介いただくとともに、セミナーの後半では、地域と共に社会課題克服のため、持続型の新たなビジネスモデルを構築し、「サステナブル経営」を実践している国内企業の最新事例を詳しくご紹介いたしました。
当日は、北海道、埼玉県、鹿児島県沖永良部島、沖縄県、そして東京神田をつなぐ5元中継で、今回のテーマ「サステナブル経営で描く新しい経済の形」について、皆様に熱く語っていただきました。
石田理事長からは、コロナ禍で生まれた様々な社会的変容と、それを踏まえた2030年のライフスタイルについて、水野様からは、「SDGsがもたらす未来ビジネス」をテーマに、世界共通目標であるSDGsへの経営的アプローチの方法とそのポイントについて、白石社長様からは、地域ぐるみで描く環境と経済を掛け合わせた「循環型リゾート構想」について、そして高橋社長様からは、社会課題を解決する高付加価値の製品と、さらにはその技術を次の社会課題解決に繋げる新たな開発について、を限られた時間の中ですが、「サステナブル経営」の観点から、メッセージと共にお話しいただきました。
【開催概要】 日 時:2020年8月18日(火)14:00~17:00
開催形態:オンライン/ Microsoft Teamsライブイベント
参 加 費:3,000円/人(SuMPO会員:無料)
開催案内チラシ:https://sumpo.or.jp/seminar/seminar20200818.html
【プログラム】
14:00 | 開会のご挨拶 基調講演 :「コロナ禍に学ぶ2030年の心豊かな暮らし方のか・た・ちを考える」 一般社団法人サステナブル経営推進機構 理事長 石田秀輝 ⇒講演資料
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14:30 | 招待講演 : 「SDGsがもたらす未来ビジネス」 株式会社TREE 代表取締役 水野雅弘 氏 ⇒講演資料
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15:20 | 休 憩 |
15:30 |
パネルディスカッション : 「サステナブル経営で描く新しい経済の形」
パネラー
・株式会社 カヌチャベイリゾート 代表取締役社長 白石武博 氏 『おもてなしの心を軸に、柔軟かつ自由な発想で、沖縄、人、笑顔、未来を結ぶ』 ・株式会社industria 代表取締役 高橋一彰 氏
『サステナブルウォーターの創る未来ビジネス』
・株式会社TREE 代表取締役 水野雅弘 氏・一般社団法人サステナブル経営推進機構 理事長 石田秀輝 コーディネータ 一般社団法人サステナブル経営推進機構 専務理事 壁谷武久 |
17:00 | 閉会 |
<講師紹介>
【招待講演】
水野 雅弘氏 株式会社TREE 代表取締役 | |
顧客マーケティングの先駆者として、米国からコールセンターやCRMを日本市場に導入。銀行や保険などのダイレクトビジネスのコンサルティング実績を積んだ後、サステナビリティにシフト。グローバル環境映像メディアGreenTVJapanのプロデューサーを経て2016年国連の持続可能な開発目標達成に向けた教育メディアSDG.TVを開設。教育からビジネスの変革を進めるコンサルタント&クリエイティブプロデューサー。現在は、札幌、南紀白浜、鎌倉の多居住生活を展開し地方創生にも深く関わっている 株式会社TREE代表取締役。 |
【パネリスト】
白石 武博氏 株式会社カヌチャベイリゾート 代表取締役社長 | |
1962年生まれ。沖縄県出身。株式会社沖縄銀行へ入社。2005年株式会社カヌチャベイリゾート(カヌチャベイホテル&ヴィラズ/カヌチャゴルフコース)代表取締役社長就任。その他株式会社ホット沖縄総合研究所、株式会社ホット沖縄、にて代表取締役社長を務める。2009年ISO14001の認証を受け、自然と人間が共生する「心の楽園」をキーコンセプトとして環境問題にも力を注いでいる。沖縄県レンタカー協会会長、沖縄観光の未来を考える会監事、NPO法人ナハ・シー・パラダイス協議会理事長等も務めており、多角的な視点で各観光産業の継続的発展を図る活動に取り組んでいる。 |
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高橋 一彰氏 株式会社industria 代表取締役 | |
1973年生まれ。埼玉県出身。1998年株式会社タカハシ入社。同年industriaブランド設立。2005年現在の株式会社industriaへ社名変更。2007年株式会社industria代表取締役就任。職人の技術と才気あふれる「ものづくり」を根幹とするindustriaブランド製品の企画開発、製造販売を通じて社会貢献し、社会的な信頼を持つ国際インフラ企業。一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA協会)の副会長も務めており、多角的な視点から対象地域を世界有数の新規産業創造の基盤として発展させ、将来的な我が国経済の健全な発展に寄与することを目的に活躍中。 |
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石田 秀輝 一般社団法人サステナブル経営推進機構 理事長 | |
1953年生まれ。2004年㈱INAX(現LIXIL)取締役CTO(最高技術責任者)を経て東北大学大学院環境科学研究科教授、ものつくりとライフスタイルのパラダイムシフトに向けて国内外で多くの発信を続けている。特に、2004年からは自然のすごさを賢く活かすあたらしいものつくり『ネイチャー・テクノロジー』を提唱、2014年から『心豊かな暮らし方』の上位概念である『間抜けの研究』を沖永良部島へ移住、開始した。地球村研究室 代表・東北大学名誉教授・星槎大学特任教授・(社)サステナブル経営推進機構理事長・酔庵塾塾長・ものつくり生命文明機構理事・アースウォッチ・ジャパン理事・ネイチャー・テック研究会の代表などを務めている。 |
(コーディネータ)
壁谷 武久 一般社団法人サステナブル経営推進機構 専務理事 | |
1959年生まれ。元経済産業省、2007年4月~2019年9月まで一般社団法人産業環境管理協会にてLCA事業、地域・産業支援事業に従事。2019年6月、一般社団法人サステナブル経営推進機構を設立し、10月から専務理事として専任化。「カーボンフットプリントプログラム」の事業化や「地力型循環経済社会」づくりの提唱による「環境・エネルギー」を軸とした豊かな地域、産業づくりのための支援事業を展開。現在は、SDGs達成を視野にサステナブル経営推進を通じた新たなビジネス創出支援のためのスキームづくりにチャレンジ中。 |
【お問い合わせ】
一般社団法人サステナブル経営推進機構
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-2-1 三井住友銀行神田駅前ビル
TEL:03-5209-7825 E-MAIL:info@sumpo.or.jp