LCIデータベースIDEA
LCIデータベースIDEA Ver.3
IDEA Ver.3シリーズはライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量の算定等に用いられてきたインベントリデータベースIDEA Ver.2シリーズの後継版として産業技術総合研究所により開発されたものです。
IDEA Ver.3シリーズは産業技術総合研究所のLCA活用推進コンソーシアムの会員になり、特別会費を支払うことで最新版を利用することが出来ます。当機構からはIDEA Ver.3.1標準ライセンスを販売しております。また、標準ライセンスに加えて、公共事業用ライセンス、コンサルタント用ライセンス、特殊ライセンスも販売しております。
※LCA活用推進コンソーシアムについてはこちら | ※IDEA Ver.3の更新情報についてはこちら |
LCI(ライフサイクルインベントリ)データベース IDEA(いであ)とは
IDEA Version 3.1は、約4,700種類の農・林・水産物、工業製品等の日本の全ての製品・サービスの環境負荷物質(CO2をはじめ、NOx、SOx,PM2.5、ヒ素、カドミウム、クロム、鉛などの化学物質の排出、鉄や銅などの資源消費)を定量できるデータベースです。また、原単位あたりの環境負荷量の数値を提供するだけでなく、各製品の製造プロセスの入出データも提供いたします。
特徴
- 階層構造を取ることで網羅性を確保しています。(少なくとも何らかのデータがあります)
- 日本の平均値をデータにしています。
- 単位プロセスデータを可能な限り採用し、高い透明性を維持しています。
- データ品質を評価し、信頼性を確保しています。
データの作成方法
1.統計による積上げインベントリデータ作成
- エネルギー統計(石油等消費構造統計など)
- 工業統計、各種動態統計
- 産業連関表
2.プロセスデータによる積上げインベントリデータの作成
- 実プロセスの調査
- プロセスシミュレータの活用
3.既存インベントリデータからのデータ構築
- 国内外の報告書や論文などからデータの収集
IDEAのデータセット数
世界最大規模のデータセット数(約4,700データセット)

提供形式とサンプル
IDEA v3はExcel形式で環境負荷原単位データとして提供します。
また、LCAソフトウェアMiLCA v3にも標準搭載されています。 IDEAv3サンプルはこちら
(7MB)
LCIデータベースIDEAv2
LCI(ライフサイクルインベントリ)データベース IDEA(いであ) v2を提供します。3800以上の製品・サービス提供に関わるデータセットを登載する国内トップクラスのデータベースでLCA実施を支援します。
IDEAv2はIDEAv3の販売開始(2022年7月)を受けまして、下記スケジュールの通り順次販売および公式サポートを終了いたします。
2022年7月末日にて販売終了
- IDEAv2およびMiLCAv2単年度公共事業用エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2単年度公共事業用無制限エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2教育用エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2教育用無制限エンドユーザーライセンス
- IDEAv2特殊ライセンス
2023年3月末日にて公式ユーザーサポート終了
- IDEAv2およびMiLCAv2単年度公共事業用エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2単年度公共事業用無制限エンドユーザーライセンス
2024年3月末日にて販売終了
- IDEAv2およびMiLCAv2標準エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2無制限エンドユーザーライセンス
2024年7月末日にて公式ユーザーサポート終了
- IDEAv2およびMiLCAv2標準エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2無制限エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2教育用エンドユーザーライセンス
- IDEAv2およびMiLCAv2教育用無制限エンドユーザーライセンス
- IDEAv2特殊ライセンス
特徴とメリット
- 日本国内の全ての事業(一部サービスを除く)における経済活動を網羅的にカバー
- 全データセットを「日本標準産業分類」を中心とした分類コード体系で整理
- GHGや酸性化、オゾン層破壊、水資源、土地利用等の170以上の基本フローで主要影響領域をカバー
- データセット数3800以上の解像度でLCAを強力に支援。算定者のデータ収集負荷を大幅に軽減。
- GHG protocol のThird Party Databasesとして登録されているなど、国際的にも認知向上が進められている
対象産業分野とデータセット数
日本国内の全ての事業における経済活動を網羅し、格納されているデータセット数は3800以上。
提供形式とサンプル
IDEA v2はExcel形式で環境負荷原単位データとして提供します。
また、LCAソフトウェアMiLCA v2にも標準搭載されています。 IDEAv2サンプルはこちら
(12MB)
ライセンス発行までの流れ
- ライセンス規約の確認
- ライセンス申込み
- 見積書の確認
- 請求書の確認と入金
- ライセンスの受取り
ライセンス形態と料金表
標準ライセンス、教育用ライセンス等、複数形態があります。詳細はこちら
担当者の変更
ご担当者の連絡先等変更があった場合にはこちらのフォームよりご連絡ください。詳細はこちら
引用方法
IDEA Ver.3の搭載データを引用する場合は、以下のフォーマットをご利用ください。
LCIデータベース IDEA version 3.X (Xには引用したバージョンを記載)
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 IDEAラボ
よくあるご質問
Q:会員割引等の割引はありますか?
A:大変申し訳ございませんが、上記割引はございません。一部、学生向けの教育用ライセンス等もございますので、詳しくはライセンス形態と料金表をご覧ください。
Q:IDEA Ver.3の搭載データリストがみたい。
A:IDEA Ver.3サンプルを公開しておりますので上記「提供形式とサンプル」をご参照ください。
Q:MiLCAとIDEAの違いについて知りたい。
A:MiLCAはLCA計算機能、データ管理機能等を持ったLCAソフトウェアです。IDEAはLCAの計算のために必要なインベントリデータベースで、エクセル形式での環境負荷原単位データとして提供しています。
Q:標準エンドユーザーライセンスを既に購入している場合、無制限エンドユーザーライセンスの割引はありますか?
A:ライセンスの種類が異なりますので割引はありません。
Q:IDEAv Ver.3の購入を検討しています。1年の途中でライセンス数を追加することはできますか?
A:追加購入はできます。追加差額分+手数料5万円となりますので、初回から多少余裕を持ったライセンス数の購入を推奨します。追加したライセンスの有効期限 は、初回契約時のライセンスの有効期限となります。
Q:IDEA Ver.3とVer.2では、何がちがうのでしょうか?
A:更新情報については、LCA活用推進コンソーシアムのホームページをご参照ください。(こちらから)